住む

 

住むと言う欲望②

 

さあ、僕が小中高と最も長く過ごし、大人になった場所をご紹介しましょう。東京都東久留米市の団地、滝山団地である。その前に、東久留米団地に住んでいたわけであるが、それは賃貸で、こちらは分譲であった。父にとって、血の滲むような都立高校教師生活の結晶だった。

 

①滝山団地

「滝山団地(たきやまだんち)は、東京都東久留米市滝山に存在する、旧日本住宅公団(現都市再生機構)が整備した公団住宅である。」Wiki

 

僕の思い出では、僕の家は滝山4丁目か5丁目にあり、4LDKで、1階だったと記憶している。このような分譲の団地と言うのは珍しいらしく、何はともあれ、この「分譲」と言う言葉を覚えた。どうもこの分譲住宅の団地と言うのが、今、滝山団地を著しい高齢化団地にしたものらしい。こうしてWikiで見ると、情報が詰まっており、Wikiの素晴らしさを実感する次第です。それにしても家はどれだけ余っているのだろう。みんな、何処に行くのだろう?

 

滝山団地の著しい高齢化

「他の団地でもよく見られるように、竣工当時の住宅取得層にあたる年齢層が突出して多いという人口構造をしている。 竣工から約50年を経た現在では、周辺地域と比較して突出して高齢化が著しい。

滝山団地の人口と高齢化の現状(国勢調査)

年次

地区

滝山二丁目

滝山三丁目

滝山六丁目

東久留米市(参考)

2010年

総人口

757人

1,313人

4,811人

116,546人

 

高齢化率

40.3%

37.5%

37.0%

23.5%

2015年

総人口

700人

1,247人

4,395人

116,632人

 

高齢化率

46.0%

39.4%

46.9%

26.9%

※総人口には年齢不詳を含む

 

この滝山団地にいた時に、父は初めて車を購入した。カローラだ。僕はこの車に本の数回しか乗った事がない。父は基本的に自動車の運転が苦手だった。僕が幼稚園の時に、事故に遭っている事もあり、僕等を乗せる気もなかった。家族でドライブなどあり得ない。勤め先は遠いので、バスと電車で行く。車を使う理由が無い。そしていつしか駐車場に固定になり、父は時々駐車場に行って、クラッシックを聞いていた。駄目だ🙅‍♂️

僕がクラッシックを嫌いなのは、父のせいだ。音楽とは僕の理解では、人の人生を明るくするものであった。ところがウチの父親と来たらば、「静かにしろ」と周りを威嚇し、針をレコードに落とす。聴いている姿も大して楽しそうではなかった。

この人は、物事を常に楽しく考えない天才だった。おまけにDVだ。本当に不幸な青春時代を過ごしたものであるが、今思えば、それほど暗くもなかったりする。あれはあれで楽しかったな、と思ったりする。

そして、いつしか父は車を手放した。その頃渡哲也の西部警察と言うドラマが流行り、スカイラインの限定仕様車が販売され、彼はそいつに我がカローラをぶつけてしまったのだ。

 

「『西部警察』(せいぶけいさつ)は、日本のテレビドラマ。

1979年10月から1984年10月にかけてテレビ朝日系列全3シリーズが放送されたテレビ朝日[注 1]・石原プロモーション制作による人気刑事ドラマシリーズである。主演は渡哲也。」Wiki

 

「マシンX

日産・スカイライン2000ターボGT-E(KHGC211後期型)

ナンバーは「品川58 い 97-35」(初登場時の一部シーンでは「多摩58 ね 97-35」)(PART-II一部シーンでは「品川57 た 97-35」)(PART-III第47話での偽装時は「品川58 と 41-52」)」Wiki

 

滝山団地は次回に続く!

 
 
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