似てない姉妹、
でも愛する僕の娘へ
私はつくづく優柔不断な男です。
看護婦さんの言う通りだ。
数年前、
こんなに可愛い娘を手放してしまった。
こんなに可愛い娘を2人手放してしまった。
何の理由があるにせよ、
新しい女性の元へ通い、
新しい娘を作り、
全てを養えると勘違いし、
そして全てが虚像だと知り、
最後にお前たちに会ったのは、
死のうとして運ばれた、
海軍病院のベッドだった。
言い訳はしない。
全てはお父さんが悪い。
ただ、
戻って来ておくれ。
謝らせておくれ。
美雪、
美咲、
この名前に叶う名前は無い。
誰も親子の時間を、
否定出来ない。
毎日仏様に、お前たちの無事を祈っている。
毎日仏様に、お前たちに会える事を祈っている。
合掌
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