土曜日 金欲③

 

このブログはほとんどノンフィクションです。

 

私のお金にだらしの無い点③

 

社会人になってからのだらし無さについて。

さて、金欲とは何か?

これをウィキペディアで見ると何も出てこない。曖昧検索にも出てこない。欲望なら出てくる。

 

「欲(よく、慾、: ἐπιθυμία, : cupio, : desire)とは、何かを欲しいと思う心[1]。欲望、欲求などともいう。」Wiki

 

人間ヒト)、動物が、それを満たすために何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、それが満たされたときには快を感じる感覚のことである。生理的(本能的)なレベルのものから、社会的・愛他的な高次なものまで含まれる。心の働きや行動を決定する際に重要な役割をもつと考えられている。」Wiki

 

仏教などでいう「欲」は、概ね生理的(本能的)なレベルのものを指しており、精神にとってをよくしていくもの愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれている。」Wiki

 

何故か「金欲」を詳細に説明するものを見ない。不思議だ。結構使う言葉だと思うのだが。

 

就職して、社会に出てからも借金を辞める事は出来なかった。でも学生時代の借金は全て返した。

「何で返した?」

「新しい借金で!」

そう、僕の社会人生活は借金のシフトで始まった。ついこの前、病気になり破産するまで続いた。踏み倒したのではない。破産した。前回と同じ様にその詳細を説明してもいいが、仏様に叱られるので辞める。

 

❶「借金をしない」

❷「借金をしたら、絶対に期限内に返す」

❸「借金をしたら、他から借金をして絶対に返す。」

 

前回説明した3つのポリシー、結局守れたのは❸だけで、破産してしまった。破産と引き換えに障害一級を賜った。この命と引き換えに、借金を返したのだろうか?いや、未だ生きてるし、どうしてもやる事がある。無駄に生きたとは思いたくは無い。

 

この借金を社会に出る前から持っている人生は、なかなか重たい。心の中では何とか借金を返さなくてはと思っているが、返済出来そうになれば、また新しい借金の案件が舞い込んで来てキリがない。しょうがない、これが僕の人生なんだと思うと歯止めが効かない。

 

仏教の12因縁を勉強し思ったのは、僕の所謂「金欲」は、「取」ではなく「愛」だという事だ。僕がお金を欲しいと思う心は、「愛」だなんて、ちゃんちゃら可笑しいと思うかもしれないがスライドを見て欲しい。仏教ではそうなんである。苦を避け楽を追求する欲望。自分は決してお金に欲深く無いのに、何故かお金のトラブルが多いと思ってる貴方?それは仏教でいうところの「愛」なんです。

 

 

そして、ここからが重要なのは、僕の場合、これに明らかに宗教家と思われる人間の人工の補正が加わり、その威力を倍加させている事である。そして、それを「方便」と呼んでいるに違いない点である。成程、随分と人工的な人生だ。そしてその薄っぺらな宗教家の方便は、あまりに仏様を蔑ろにしていて呆れる。僕の理解では方便が使えるのは、大乗仏教においては仏様(釈迦如来様)と如来様、菩薩様だ。上座部仏教においては仏様だ。

神様を名乗る王様では断じて無い。

毎朝、裸足で托鉢をするお坊さんの修行に傷をつけるのはあまりにも悲しい。

 

「タイの人口は約6500万人、人口の90%は仏教徒である。僧侶人口はおよそ男性100名に対して1名である。比丘25~26万人。沙弥6万人。

※日本の人口は約1億2630万人(本年1月総務省資料)で、僧侶人口は、平成30年の文化庁宗教年鑑で35万人。人口比でいえば、タイの方が日本よりも僧侶が多いことになります。」仏教サロン京

 

〇方便

 

「『クッダカニカーヤ』(Khuddaka Nikāya)の「長老尼の譬喩」(Therī Apadāna)の第22章「キサーゴータミーの譬喩」(Kisāgotamī apadāna)には、釈迦が、我が子を亡くしたキサーゴータミーという女性に対して、「死者を出したことの無い家からカラシの種をもらってきたら、その子が生き返る薬を作ってあげよう」と言う場面がある。キサーゴータミーは家々を回り、どの家にも生老病死というものがあることを知って、釈迦の弟子となった。

 

マッジマニカーヤ』(Majjhima Nikāya)の第86経「アングリマーラ経」( Aṅgulimāla Sutta)には、難産で苦しむ妊婦を勇気づけるために、釈迦が、出家以前は殺人鬼であった弟子アングリマーラに対して、「女人よ、私は、聖なる生を得てからこのかた、故意に生きるものの生命を奪ったという覚えがない。その真実によって、あなたに安らぎが、胎児に安らぎがあるように」と言うように命じる場面がある。妊婦はその言葉を聞いて苦痛を和らげることができた。」Wiki

 

合掌

 

 

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