美雪美咲
久々に娘のことを書く。
2人は、あの仏教国が、
私の本当の娘では無いと、
無言で主張している女の子である。
お前は騙されたんだ。
ザマアミロと、
僕の陰で溜飲を下げている、
女の子である。
いつの間にか、
2人は、
大人になってしまった。
病院で僕が出生証明にサインをし、
僕が認知し、
僕が名前をつけて、
保育園、
幼稚園、
小学校、
中学校と僕が入れてやり、
時たま車で送り迎えもした。
塾にも行かせ、
公文式にも入れて、
土日は時間があれば、
水泳にも連れて行った、
愛する、
娘達だ。
15年一緒にいて、
お前達に、
暴力を振るった事など、
一度も無かった。
15年一緒にいて、
お前達を、
怒鳴る事など、
ただ数回だった。
それも、
我が子への、
愛ゆえの行動だった。
お前達を
誰よりも愛し、
その成長を楽しみにしていた。
まさか自分が、
こんな陰謀に、
人生を振り回されているとは、
夢にも思わず、
今日を迎えた。
4月が誕生日の父は、
お前たちの母と、
誕生日が1日違いと、
言うことになっており、
15回毎回、
一緒に祝った。
子供達の誕生日も勿論で、
特に上の美雪は、
クリスマスが誕生日と言うこともあり、
友達も集め、
盛大に祝った。
無理矢理、
父に似せられた、
可哀想な美雪。
下の子、
美咲は、
体は小さいが、
堂々とした居住いで、
活動的な娘だった。
お前が機嫌が良ければ、
皆、
幸せな気持ちになった。
神様を名乗る、
偽仏教徒のお金持ちが、
僕から娘を奪い、
僕を障害者に、
追い込んだ。
金があれば、
何をしても良いと言う、
偽善者だ。
お前たちの、
裸の王様だ。
理由も言わず、
ただ自らの権力と、
親から貰った権力と、
国民の愛国心を盾に、
完璧な勝利に、
血道をあげる、
足下がぐらついた、
王様だ。
勿論、
僕も間違った事が、
あったのだろう。
多分。
でも未だに根本的な、
理由を言わないのは、
大義がないからに、
違いない。
陰でコソコソ、
陰でコソコソ、
陰でコソコソ、
美雪美咲、
お前達はいつか、
お前たちのやったことの、
間違いを知る日が来る。
お前たちには、
いつか悟る日が来る。
お前たちは、
賢い子だ。
それまで、
お父さんは、
自分が、
自分というデータが、
ゴミ箱の片隅の、
消し忘れの、
ファイルの一片になろうとも、
待っている。
待っているよ。
再会のその日を、
父は…