快眠
3月も後2日、
空の色は薄い水色、
日は明るくも暗くも無く、
桜🌸は満開、
雲の輪郭は控えめ、
「天気が良い」とはこの日の事を言う。
そんな朝。
僕は寝坊した。
昨日は良く眠れたのだ。
夜の9時から、
朝の6時まで、
ぐっすり眠れました。
でも、おかしい。
尿瓶を見ると、
尿瓶が尿で溢れんばかりだ。
尿瓶を使うのに何度か起きた筈だが、
起きた覚えが無い。
介助の人が一晩に数回、
尿を片付けに来るのだが、
昨日は来なかったのだろうか?
すると、
介助の人が現れ、
「全く、何でこんなに尿瓶に溜めてんのよ?」
と大声で叫ぶ。
僕に言ってるのかと思い、
寝坊した弱味もあり言葉が出なかったが、
どうも、同僚の当番を詰っているらしい。
聞こえるように、
気付かない様に、
でも実は気付く様に、
大声をだしている。
それはそれとして、
僕の思いは別のところにあった。
僕は自分の尿の排泄では起きた。
でも、快眠だった。
僕は、介助の人が尿を片付けに、
やってこないので
起きなかった。
それで、
朝までぐっすり寝て、
快眠だった。
尿の排泄で起きた>快眠
介助師さんが入って来て起きた>❌快眠
何が違うんだ。
それとも…?