認知するに及ばず

 

母叱る❺🤱

電話電気水道代➓❷

案ずるに能わず❾

この母の身は❼

認知するに及ばず➓

 

ハハシカル❺

デンワデンキスイドウダイ➓❷

アンズルニアタワズ❾

コノハハノミハ❼

ニンチスルニオヨバズ➓

 

母に叱られたのである。

電話、電気、水道代が足らないと言っても、

何も案ずる必要はないよ。

この母の身は、

決して認知するに及ばないよ。

そのままだけどね!

 

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春婦伝

 

春鬻ぐ❺

春と言う名の❼

白き肌❺

甕城の門は❽

いつそれを脱げん❽

 

ハルヒサグ❺

ハルトイウナノ❼

シロキハダ❺

オウジョウノモンワ❽

イツソレヲヌゲン❽

 

中国のこの地で春を鬻ぐ、

お春という、

白い肌の女に出会った。

彼女は、

中国で何度となく、

甕城の下を

逃げ抜け出した。

しかし、いつしか、

甕城に戻ってしまう。

どうしても生きて、

逃げ出すことが出来ないのだ。

 

「甕城(おうじょう)は、中国城郭関所で、正規の城門外(まれに城門内側)に防御用の城門を二重(もしくは三重以上)にかけた半円形あるいは方形の小堡をいう。蘇州南京西安など都市城壁に付属して見られる。」Wiki

 

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永遠の人

 

阿蘇五岳❺

火噴き蘇生す❼

草千里❺

愛などなくて❼

ミヤマキリシマ❼

 

アソゴガク❺

ヒフキソセイス❼

クサセンリ❺

アイナドナクテ❼

ミヤマキリシマ❼

 

阿蘇山の映画を見た。

阿蘇の山は、人は、

噴火口から火を噴き、

草千里の露から、

水を得、息を噴き返し

「阿」の原点に帰って行く。

そして、草千里に撒かれた、

火の粉は、ミヤマキリシマの様に、

花と咲き散り、火口を彩る。

愛など語らなくても厳しく、

そして美しい。

 

『「あそ」はアイヌ語で火を噴く山の意味で山名の由来とする説がある[10]。また、漢字の阿蘇山の「阿」は原点、「蘇」は蘇生復活を意味し、原点に返り復活する場所の意味とする説がある[10]。』Wiki

合掌