
59 右麻痺で靴を脱ぐ履くということ
実はこの点は、かなり最近克服した点である。この間までこれがネックになり、左足に靴を履かせる事が出来ない状態だった。前回の靴下の方は10か月近く前に、ネックでなくなっていたが、靴を脱ぐ方はともかく、履く方は長かった。
この説明をする前に、基本的にベッド周りで行う作業で重要な事がある。片側が動かない状況で、ベッドの縁に座った状況がいいのか、寝ている状況がいいのか?と言う事だ。そして僕の場合、靴下にしても、靴下にしても、寝た状況が絶対的に便利である。写真は、僕が寝ているベッドだ。

たまたま、今日はシーツを取り替える日だったので、ラッキーであった。
パラマウントベッドと言う奴だ。普通のベッドでは、多分僕は、何につけて難しい。だが、このベッドを上手く使う事によって出来る幅が広がる。
このベッドは、まず背中が上下する。当たり前だが、リクライニングと言うのだろうか?それと下半身側、足までが、上に40CM上がる。僕の様にベッドの上であまり頻繁に寝返りが出来ないと、体がズルズルと下に下がって行く。これは機能的にも不便で、気分的にも悪い。頭の側を高さ0CMにして、足側だけ40CM上げ、ベッドの上を引っ張ると体は簡単に上の方に上がる。これは、前にも投稿したかもしれない。
この下半身up状態で、障害者の下半身は自由になる。これから先良く出てくると思うので良く見ておいて欲しい。
僕の右足は、曲がるには曲がるが、当然自力では曲がれない。下半身up状態で、リクライニングを前に倒して行く。そうすると、体がベッドのサンドイッチ状態になるのでは?と言う恐怖感を覚える。そのギリギリのところでサンドイッチ状態はリミットスイッチが働く。自分を下半身up状態にして、サンドイッチアクションでリミットスイッチストップだ。これこそが、自分の手と右足のつま先が最も近いところで、この状態で靴の踵を握っても、靴が履けない状態ならどうしようもないが、靴の種類にもよるが、写真のような僕の靴の様に、履き口が長く、舌革が捲れるタイプなら大丈夫だ。スポッと足が入れば
だ。右側は、麻痺していて、物が当たったと言う感覚が無いので難しいのだ。

これが分かったのが、ついこの前。それまで、マジックハンドを使っていた。マジックハンドも熟練したら良かったが、やはり手で靴を足に挿すのは快感だ。お分かりになった?体が硬くて無理だと言うなら、いつか必ず柔らかくなるので、気長にマジックハンドで出来る様にするしかない。
合掌

