UFO🛸

 

10才、1977年。

この時初めて「未知との遭遇」を見た。

勿論、アマゾンなど無いから映画館に観に行った。

今の日本はどうか分からないが、あの頃は指定席で無ければ、

何時に映画館に着こうが、立ち見ではいって、入れ替えで、

何とか座る事が出来る様な状況だ。

だから最初の立ち見で、途中から終わりまで見てしまっている。

アマゾンと違い、

この頃の映画を見るという事の重み、

儀式とでも言うべき神聖さ、

この状況で面白くない映画は許されないのだ。

本当は、途中から見るのは嫌だ。

本当は、座って誰も立っていない状態で最初から最後まで見たい。

しかし仕方ない。

そのかわり、信じられないほど面白いものを見せてくれる。

それが無言のディールだ。

意思疎通だ。

 

「未知との遭遇」「スターウオーズ」これらは、まさにそれだった。

誰かが目を覚ましてくれなければ、今も信じきっていた。

これに「2001年宇宙の旅」を合わせて、こんな未来が、

絶対に来ると信じて、

2001年が過ぎて、

2022年が来たのだ。

 

この頃の子供はそうだった。

「未知との遭遇」に出て来たUFOと、

「UFOの日」のケネスアーノルドのフライングソーサー、

僕の中では「未知との遭遇」が本物だ。

細い丘の山道、皆が待っていると、UFOが過ぎていく。

しばらくしてパトカー🚓が追いかけて行く。

踏切の前でリチャードドレファスが待っていると、

後ろに待っていたクルマ(UFO)が、灯り煌々と垂直に、

上に上がっていく。

あのUFOは、「UFOの日」のUFOに比べ、

遥かに美しく、

遥かに動きが想像を超え、

遥かに音がオペラだった。

言われ無ければ、創作だとは分からなかったのに…

 

 

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