おにぎり🍙
昔、外国に居て、大きな立体住宅街に住んでいて、
おにぎりの宅配サービスをした。
その頃の家内は暇で、おまけに女中までいて、
(全く贅沢な話だ)全員総出で作った。
あれは、1990年半ばであったとおもう。
その国には当然おにぎりを食べる習慣は無くて、
もち米を手を丸めて食べるのが、近い習慣だった。
ちょっと早かったのだろう。
今ではその国では、セブンイレブンがあり、
日本風のおにぎりが当たり前の様に売っているが、
あの頃は無かった。
正直言って、最初はそれでも物珍しさもあったが、
わざわざ遠くの日本人向けの高いスーパーで食材を、
買う程、売り上げは無かった。
サケ、梅干し、明太子、辛い物を食べる国なので、
明太子には期待していたのにさっぱりだ。
早くも撤退ムードが漂う中、
ある日、私のお酒の🍶ツマミでおにぎりを作ってみると、
美味い。
オリーブの酢漬け、
アンチョビ、
チーズ各種、
多分未だ未だ合うものがあるのだろう。
それで、これらをメニューに入れたら大不評だ。
サケは、明太子は、梅が美味しかったのに…云々。
常連になろうと思っていたのに云々。
ご飯で作るおにぎりは🆗
しかし、おにぎりの型で作った密度のバラつき、
そして、そこに入れる食材に纏まりが無く、
作る人が外国人で、
おにぎりに愛情が薄かった為、
このおにぎりは成功しなかったと思う。
ただ、オリーブのおにぎりが、あれほど美味かった、
とは思わず、後々も自分でよく作って食べた。
やはり最も美味しかったのは
西武秩父線正丸峠の山中で食べた
筋子のおにぎりであろう。
1つ1つが違う大きさで、
筋子の蜜が、食べたお昼頃、丁度良く沁みていた。
うちの母の作ったおにぎりだ。
何者にも叶わぬもの。
ついこの間、病気で倒れる少し前にも食べたのだ。
このおにぎりを、
子供に作る母は幸せだ。
かわいがってる年下はいる?
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