雲雀
DNA
何処までも正しく
何処までも誤魔化せる
人の出自の証明
と言う韓国の映画を見た。
世の中に完全な人間関係など無いのだ。
そして
世の中に完全な人間関係などあるのだ。
自分は数年前に3人目の娘、雲雀の出産に立ちあった。
3人目の娘にして初めての出産立会い体験だった。
流石に、雲雀が産道から出て来るところは見なかった。
目の前でお医者さんが取り出し僕に見せた。
初めてなのでそれが正しい間合いかどうかも分からない。
もし産道まで見たいといったら、
それが出来なくなるアクシデントが仕組んであったようだが、
生憎この父は愚かで、そこまで疑っていなかった。
後で、僕の周りが全て虚構だと暗に示されて、
真っ先に雲雀の事を思い出した。
ここまでやるとは、
その背景にある怒りの規模に慄然とした。
「うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば」
うらうらに❺
父を戸惑う❼
雲雀の音❺
国の為と言え❽
子は一人泣く❼
国の為に、子供の出産を使うとは、
子供は誰の為に泣いているのか分からない。
彼等は仏教徒だと言う。
大伴家持の歌を参考に。
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