未知と言う平等
桃井かおりは、
出演している日本テレビのドラマの担当者に、
こう言われて降板したという。
「『こっちはただの二時間ドラマを撮ってるんだから』
『いいドラマを作ろうとか思ってないから』
って言われたんです、本当に」桃井かおり談
どうりで、日本の映画がつまらなく、
出演者が意見を言わないアニメが多い筈だ。
我々は、自分で選んでこの境遇にいるわけではない。
映画の世界もそうだろう。
でも我々は、誰からともなく努力すれば報われると思っている。
でも我々は、誰からともなく良い映画を撮ろう、
良いドラマを撮ろうと思っている。
良いとは、なんだかわからないものだ。
努力して現れた究極の未知だ。
出発点が違うことが不平等なのではない。
あなたが、自分の価値観を否定して、
他人の価値観を重視した時点で現れた、
ただの幻だ。
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