49 恐るべし糖尿病
さあ、どんどん進めて行こう。
後は、
○尿素窒素
○クレアチニン
○eGFR
○Na
○K
○CL
○マグネシウム
です。
○尿素窒素
「腎臓の機能が低下すると尿素窒素が異常値を示します
尿素窒素(BUN)とは、血清成分からタンパク質を取り除いた残りである残余窒素の30~40%を占める成分です。生命活動のエネルギーとして使われたタンパク質の燃えかすとして生じるアンモニアを無害化するために、二酸化炭素と結びついた結果できたものです。」
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今度は、腎臓。全ての値が、多過ぎと少な過ぎの場合、別々の病気に分かれる。当たり前だが。尿素窒素は本来腎臓で濾過され、捨てられるものなのだ。それが高いという事は、
❶タンパク質の取り過ぎ
❷大量の消化管出血
❸甲状腺機能亢進症
❹悪性腫瘍
❺脱水症状
だという。ところで、少年の時に、「健康診断の前の日は息子を可愛がるなよ」と先生に言われ、何という下品な教師だ、と大いに軽蔑した覚えがある。それと関係があるのかしら?精子=タンパク質だろうか?あんな教え方しかしないから、今反芻しても意味がわからない。駄目な教師だ。今のその私の高校は、居酒屋の物になってしまった。
一方、値が低すぎると、タンパク質の摂取不足となり、これは、この尿素を作っている肝臓に異常があると、数値が低くなる。
僕は、9.2mg/dLだった。
基準値は、8〜21mg/dL。
なので、大丈夫見たいだ。
これが、40mg/dLなら、腎不全、100mg/dLを越えると、尿毒症。危ない状況とのこと。
この値は、腎臓か肝臓の病気かに大きく関わってくるので、その分岐点にいると言うことか?
○クレアチニン
「クレアチニンの数値を見れば、腎臓の機能低下の程度を把握できます
筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種クレアチンが代謝されてできた物質です。尿酸や尿素窒素と同様に老廃物のひとつです。クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過されますが、尿素窒素とは違って尿細管ではほとんど再吸収されずに、尿中に排泄されます。」
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クレアチニンについても、腎臓の中で本来なら濾過されているものである。但し、軽度の腎臓障害には、スクリーニングに向いておらず、クレアチニン・クリアランスで更に調べる。また、筋ジストロフィーなどの、病気発見にも使われる。この値は、とにかく高いと不味いのだ。
この値は、0.6mg/dL。基準値が、男で0.53〜1.02mg/dL。低めか?
この値が、10mg/dLになると、人工透析をする目安になる。
eGFR
今回はこれを最後にするが、このが結構大変なのだ。
今まで、メインで調べていたCopyright 2018 病院の検査の基礎知識では、出てこないで、散々調べて(と言う程でもないが)済生会のページで、見つけた。何故こんなにややこしい雰囲気なのか分からないが、このeGFRは、糖尿病の合併症の1つ、腎臓の機能を低下させる糖尿病腎症を調べる数値である。
糖尿病では、尿と血液が、検査のファクターになるが、このeGFRを血液から調べ上げ、定期的な検査で初期の糖尿病を見つけることが出来る検査と言うことである。多分糖尿病の人にはお馴染みなのか?
「血液検査では、糸球体のろ過量(GFR)を調べます。正確な量を調べるためには、24時間の畜尿や採血が必要であり、患者さんに負担がかかります。そのため、1回の血液検査で分かる血液中のクレアチニン(筋肉に含まれるタンパク質の老廃物)濃度を年齢や性別で換算した推算糸球体ろ過量(eGFR)を用いて糸球体のろ過量を評価しています。eGFRが30mL/分/1.73m2未満になると腎不全と診断されます。」済生会
僕の値で言えば、107.4で30以上あるからokなのか?
病院の基準値は、90.0以上mL/min で、単位がちょっと違うような気がする。
❶運動療法
❷食事療法
❸経口血糖降下剤
❹インスリン(血糖値を一定に保つホルモン)
❺抗血小板剤(血液サラサラ)
❻ACE阻害剤(血圧を下げる)
❼利尿剤
❽経口吸着剤(血液中の毒素を吸着し、排出を促す)
見たところ、糖尿病腎症はこれだけの治療が、病気の進行に応じてあるようだ。大丈夫だろうか?不安だ。
次回で残りをやり、「障害者1級の生活」にはいる。
○Na
○K
○CL
○マグネシウム