何回も見ちゃう映画は

 

 

60年代の日活

 

1960年代の日活映画に凝っている。

1967年生まれの僕にとって、

日活映画とはロマンポルノだった。

それはそれで良しとしよう。

でも、

1960年代の、オリンピック前の日活は、

愛であり、

若さであり、

純粋であり、

清貧であり、

古い日本から、

飛び立つ鳩であり、

小百合であり、

浜田であり、

裕次郎であり、

伝説と呼ばれるのを、

拒む若者達だったのだ。

 

僕は今55歳。

病院のカフェテリアで、

iPadにこれを書いている。

そしてiPadを降ろして、

周りを見回した。

 

ここにいる、

おじいさん、

おばあさん、

の青春の日々を、

今さっき、僕は観ていたんだ。

 

いつも馬鹿にしてごめんなさい。

一日中娘の名前を呼ぶ貴女に、

あの頃の面影が余りに無いものだから。

「合掌」

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する