生老病死
仏教における四苦八苦、
生まれたことがすでに苦の始まり。
そして後の苦は、
人によっては早く、
人によってはかなり、
時間がかかってから来る老病死。
その間に人は、
いい思いをする人もいれば、
全く何もいいことのない人、
それすら感じる暇もない人生もある。
人間は生まれた途端に老のカウント。
長く、長くこの期間を楽しんだ者には、
その楽しんだ時の思い出が逆襲をし、
死を間近にした晩年を
一層苦しいものにする。
愛とは何か?
宗教によってその意味は分かれ、
人によってその解釈は様々だ。
しかし、
死は、疑う事のない、
議論の余地のない現象。
死の前では、誰もが平等。
共産主義者も、神様を名乗る王様も平等。
それを終末とよび、
そのために準備をするのが終活?
何歳でも終活する可能性はありうる。
念仏は人に唱えてもらうのではなく、
自分で唱えるものと分かっただけでも感謝。
自分でお墓を探し、
自分で葬式の手配をするのもまた、
そのことの出来る時間に感謝。
四苦八苦に臆することなく、
冷静に人間をみつめ、
無量の奥深さを称えた、
仏教という海に感謝。
合掌