タバコ🚬を吸うリスク
タバコを吸った事がない。
子供の頃から、
50を過ぎて脳梗塞に倒れるまで、
一本もタバコを吸った事がない。
酒は高校から飲んでいたが、
何故タバコを吸わなかったのかって?
だって、
タバコは父の世界の象徴だから。
もっと勉強しろ!
もっと数学、理科!
もっとなんとかならないか!
もっといい学校に入れ🏫!
もっと集中力をつけろ!
もっと、予習をやれ!
もっと、ナポレオンみたいに夜遅くまで!
もっと、
もっと、
もっと、
ハイライトを何本も吸いながらの、
長時間の無駄な説教。
実際、無駄だった。
しかも、
全国健康保険協会は言っている。
●たばこは全身のがんのリスクを高める
●たばこは心筋梗塞や脳梗塞の重要な危険因子
●別名「たばこ病」ともいわれる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」
●家族や周囲の人をも巻き込む「受動喫煙」の害
無駄な時間だけとばかり思っていたが、
この父は知らずに、息子を死に追いやっていたのだ。
ともかく僕は、
全く喫煙というものには、
近寄らなかった。
我ながら、よくやった。
ただ一点、
社会に出て
倒れて、
分かったのは、
タバコを吸う時間というのは、
人の悪口を言う貴重な時間なのだ。
ニヤニヤと煙を吐きながら、
外が寒かろうと、
飛行機の中だろうと、
食事の後もそそくさと、
喫煙の時間を大事にする人を、
不思議に思っていたのだ。
あれは、
僕の悪口を言うために、
身の危険を冒していたのだ!
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