一人で叫んだこと

 

月曜日

 

プライバシーデイ

 

「1964年(昭和39年)のこの日、日本で初めてプライバシーが争点となった裁判が行われ、裁判でプライバシー侵害を認められた日。

三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとして、有田八郎元外務大臣が作者と発行元の新潮社を訴えていた裁判で、東京地裁がプライバシー侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じる判決を出した。」雑学ネタ帳

 

プライバシー。

三島由紀夫先生が勝ち得たプライバシー侵害という犯罪への勝利から三年後に私が生まれ、それから50年、自分がここまで徹底的なプライバシー侵害を受けているとは夢にも思わなかった。自分の友人には新聞社、放送局に勤める者もいるが、誰一人として口を割らず、私はその精神状態から身体を壊し、右半身麻痺の状態にまで行った。この病気は症状によっては喋れない人もいるみたいで、程良い口止めである。私の母でさえ口止めをされ、私の毎日の食事、排泄、性生活は全てオープンにされ、公開されたと思われる。

しかし、この件は、もう止めよう。証拠が無いし勝ち目がない。キチガイと思われるのがオチだ。こう言っている今もキチガイ扱いされている筈だ。仏様は必ず居て、必ずバチは当たるのだ。昨日も一人冥福を……。

 

ところで、私は携帯電話を持っていた。

アイフォーン7である。

それと、もう一台、中国製である。

電話には、指紋認証機能がついていて、大変便利にプライバシーを保護できた。素晴らしい。と感動していた。ただ指紋を翳しただけで携帯がロックされる。

この度、右半身麻痺になり、約8カ月病院にいて、これらの携帯電話の暗証番号は全て忘れてしまった。メモに書いていたはずだが、母の状態から見て、また自分が家に帰れない現状から探し出すのは無理だ。

でも、指紋があなたのプライバシーを保証しているじゃあないか?

いや、指紋は最終ラインでは無かったのだ。

これだけ長期間電源を切っていて、再起動だったら暗証番号が最終ラインなのだ。私は、回復はしたものの、記憶メモリが病気前よりかなり落ちている為、暗証番号はどうしても思い出せない。

と言うわけで、否応もなく私の携帯電話は使えなくなってしまった。

この携帯に入っていた私のプライバシーは、全てパーである。

プライバシー侵害よりタチが悪い。

どうせアメリカ企業のことだから、こんな不条理も正当化した書類があって、私は馬鹿で貧乏なので、何も考えずチェックボックスをクリックしているに違いない。

あの中には、

お寺の写真、

子供の写真、

美しい他人の彼女の写真(含む、裸)、

その他、思い出が詰まっているのだ。

これはプライバシーの侵害とは言わないのか?

写真と言えばグーグルにもやられているのだ。

ただで預かるからと、言われた写真を削除されているのだ。

やりたい放題、放埓、傍若無人、でも、私はどこかのチェックボックスをチェックしている筈だから、彼等には勝てないのだ。

どうしようもない。

会社が大きくなればなるほど、隙がない。

完璧な敗北だ。

あなたにだって、いつか起こる事だ。

三島先生が聞いたら、なんと言われるだろう。

 

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