人生の中でもいい巡り合わせだったと思う人は?

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私は欲の無い男だ。

金銭欲も、名声欲も、およそ欲という物には無縁だ。

そう、いつも思っていたし、

自分を不満に感じるのもそのあたりだった。

 

100人順番待ちし並んでるブースより、

4、5人しか並んでいないブースに並んでいた。

 

バブルで売り手市場のその時期に、

人が聞いた事も無いような路地裏の大阪の商社に入り、

文学部卒業なのに熱処理工場に放り込まれ、

南の、その、名前すら聞き覚えの無い国に赴任した。

 

その国にはいくらでも美しい女性が微笑んでいたのに、

誰もが怖がって近寄らないような妻を娶った。

 

そして、悉く当たりだったというわけだ。

よく欲望というが、

人それぞれその欲望のオリジナリティは違うのだ。

 

「自分のやりたい様にやったらこうでした。」

 

でしかない。私のやった事は普通、皆人から「辞めとけ」と言われる事だ。

自分の将来を真剣に考えず、親に大学まで行かせてもらいながら、誰にも相談せず、自分の思いのままの就職をし、日本🇯🇵を出て行った。そして誰にも相談せず、外国人と結婚した。これが私の小さな欲望だ。ただ違うのは「辞めとけ」と誰からも言われ無かった事だ。友人も先輩も、会社の同僚も、口を噤んだ。父母に至るまでだ。何故か?既に私は、熱帯雨林の虎の尾を踏んでいたのである。

 

大きな欲望を果さんとするなら、

なるべく、小さな者の欲望を、

利すべきである。

 

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