人生の中でもいい巡り合わせだったと思う人は?
▼本日限定!ブログスタンプ
私は欲の無い男だ。
金銭欲も、名声欲も、およそ欲という物には無縁だ。
そう、いつも思っていたし、
自分を不満に感じるのもそのあたりだった。
100人順番待ちし並んでるブースより、
4、5人しか並んでいないブースに並んでいた。
バブルで売り手市場のその時期に、
人が聞いた事も無いような路地裏の大阪の商社に入り、
文学部卒業なのに熱処理工場に放り込まれ、
南の、その、名前すら聞き覚えの無い国に赴任した。
その国にはいくらでも美しい女性が微笑んでいたのに、
誰もが怖がって近寄らないような妻を娶った。
そして、悉く当たりだったというわけだ。
よく欲望というが、
人それぞれその欲望のオリジナリティは違うのだ。
「自分のやりたい様にやったらこうでした。」
でしかない。私のやった事は普通、皆人から「辞めとけ」と言われる事だ。
自分の将来を真剣に考えず、親に大学まで行かせてもらいながら、誰にも相談せず、自分の思いのままの就職をし、日本🇯🇵を出て行った。そして誰にも相談せず、外国人と結婚した。これが私の小さな欲望だ。ただ違うのは「辞めとけ」と誰からも言われ無かった事だ。友人も先輩も、会社の同僚も、口を噤んだ。父母に至るまでだ。何故か?既に私は、熱帯雨林の虎の尾を踏んでいたのである。
大きな欲望を果さんとするなら、
なるべく、小さな者の欲望を、
利すべきである。
000000000
000000