鉄道に乗って出かけたい場所は?

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鉄道の日

 

赤い西武池袋線

 

僕は知っている

黄色い車体は全て赤だった。

侍の様な鉄仮面に、口を引き締めて、

横腹の中央を肌色が貫いていた。

準急も急行も石神井公園まで停車しない。

僕の桜台は、

通過さ。

池袋が近いから、

急いで行く必要は無いのさ。

多分。

 

ディーゼル機関車

 

僕は知っている

群青色の車体を引く、

赤いディーゼル車を。

西武線に見慣れていた僕には、

不思議だった。

何故ディーゼル機関車と列車は色が違うのか?

何故ディーゼル機関車は時たま一人で走っているのか?

何故ディーゼル機関車は急行引いたり、各駅を引いたりするのか?

何より不思議だったのは、

何故逆向きに走れるのか?

 

エアコン

 

僕は知っている

最近西武線におかしな電車が走ってることを。

頭に4つの箱が乗っている、

あれはエアコンて言うんだ。

扇風機が無くて、

薬品の様なにおいがする。

そう、その匂いがエアコンの匂いだ。

それを嗅ぐと、

君の汗に濡れたシャツは、

一瞬のうちに乾いていくよ。

 

特急「つばさ」

 

その列車は国鉄の特急「つばさ」

「ひかり」「こだま」の次に早い特急だ。

残念ながら指定席が中々取れず、

床に新聞紙を引いてお弁当食べた。

秋田まで10時間近くかかったが、

たらふく駅弁と氷蜜柑を食べたよ。

西武線なら次の駅が何駅か、

空で言えたものだが、

国鉄の駅は次の駅が遠くて、

寝てしまった。

「つばさ」が左右に山の中をくねり、

「つばさ」が何度も長いトンネルをくぐり、

着いた駅では、

おばあちゃんとおばちゃんが、

待っていたんだ。

 

山手線

 

高校生の頃

僕は文京区の学校に通っていた。

東久留米から、

花小金井から、

西武新宿線で高田馬場に行き、

そこから山手線に乗って、

右回るで千駄木の駅に着く。

後はバスか、余裕があれば歩きで校門まで行った。

今は共学のその学校は、

その頃男子校で、

関係無いが、自分は遅刻の常習犯だった。

遅刻をしたと感じた日は、

そのまま山手線に1時間一周し、

一時間もあれば、

言い訳にも度胸がついた。

山手線にも飽きたなら、

歩いて神田の街へ降りる。

雪など☃️降ってこようものなら、

バスが団子坂の🚌坂道を滑り出す。

 

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