憧れる習い事は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

バイオリンの日

 

「ポール・ヴェルレーヌ

秋の詩

 

秋の

バイオリン

長いためいきが、

私の心を傷つける

単調な

ものうさで。

 

深く息がつまり

傷つく、時の

鐘が鳴る時は。

私は思い出す

昔の日々を

そして私は泣く。

 

私は悪い

風に煽られて

流され、

あちら、こちらと、

まるで秋の

枯葉のように。」

 

バイオリンには、何も含蓄が無いので、

詩を探して見ました。

1867年のヴェルレーヌの詩です。

ピアノしか知らない私は(知ってる=弾けるではない。)、

音はドレミで表すものだと思っていたが、バイオリンは、

その区切りが無く音の表現が自由だと知りました。

正に、バイオリンの長い🎻溜息なのですね。

 

そしてこの詩、これがかってあのノルマンディー上陸作戦で、

暗号に使われたことも。ドイツはこの暗号を見破っており、

数日内に、ノルマンディー付近での上陸がある事を知っていたが、

天候が悪く有り得ないと判断したらしい。

どちらかに転んでも、死ぬのは人間。

殺し合うのは人間。

勝っても負けても、そこに残るのは夥しい亡骸。

 

単調な物憂さの中、私は悪い。

あちらこちらと秋の枯葉のように、

連合軍は、

天候が落ち着いた一点を狙い、

現れたのです。

 

「秋の詩(広島)

右半身太郎

 

秋のバイオリンの、

深く赤い咽び声が、

私の心を傷つける、

逃げ場がなく、

川もまた見えない。

 

深く息が詰まり傷つく、

鐘すら崩れ堕ち、

私は思い出す

涙すら渇き落つ日々。

 

私は瞬く間に、

風に煽られて、

流されて、

北へ東へ赤い雨が混じり、

まるで秋の

枯葉のように。」

 

0000000

0000000000