22 歓喜天(聖天)勤行

 

既に10日は過ぎて、私は既にこの隔離病棟を出ていい筈ですが、

まだ陽性患者がいるという事で、隔離されています。

よく考えて見ると、日本の土地家屋環境を考えれば本当に、

隔離が出来るわけでもなく、建物内部を区切って分けるしか、

手は無いわけです。それでチョロチョロ部屋の移動が多く、

ボケたおばあさんのように自分の部屋が分からなくなって来ました。

 

前回紹介した念仏以外にも、病院に入る前は、もっと念仏を、

唱えていたのでまず、これから紹介します。

 

あくまで、雨宝院の歓喜天勤行法則です。

順番はこれに従います。

 

○解穢真言(ぐえしんごん)です

本来であれば、色々と役に立つ念仏を唱えてから、

自分の主でお祈りしている、仏様を唱えるわけです。

このお祈りは、まず穢れを取り除きます。

烏枢沙摩明王という明王さまの念仏です。

トイレの仏様として有名です。

 

「オンクロダノウウンジャク」

 

この前に三礼をしなくてはいけませんがそれはいつか写真で。

 

○懺悔文

あんたは罪に塗れている。

私も罪に塗れている。

この念仏で、懺悔しよう。

3つの言葉に帰依しよう。

 

三帰(三遍)

「弟子尽未来際帰依仏帰依法帰依僧」

でしむこうじんみらいさいきえぶつきえほうきえそう

 

三竟  (三遍)

「弟子某甲尽未来際帰依仏帰依法境帰依僧竟」

でしむこうじんみらいさいきえぶつきえほうきえそう

 

帰依する前、帰依する後を表現しています。

 

 

○発菩提心真言  (三遍)

私は仏様と気持ちを同じにしたいです

菩提の心を起こしました。

 

「オンボウジシッタボダハダヤミ」

 

○三摩耶会真言  (三遍)

以下

「約束」や「契約」を意味し、三昧耶戒は「(仏との)約束に基づく戒め」、あるいは「密教における誓約」というような意味になる。

 

「オンサンマヤサトバン」

 

○戒波羅蜜真言  (三遍)

高野山真言宗やすらか庵より

「戒」とは出家・在家を問わず仏教に帰依した者が自発的に守るべき生活の規範であり、破っても罰則が無いもの。

 

「オンシラダリニバギャバチウンカクソワカ」

 

○時戒清浄真言  (三遍)

ごめんなさい。

倒れる前は、この意味をどこかに持っていたのだが、見当たらない。

 

「オンサラバハラダイヤキシャキリダナウンソワカ」

 

○仏眼真言  (七遍)

仏の世の中を見通す力それを象徴したものです。

仏眼仏母とも言うようです。

 

「オンボダロシャニソワカ」

 

○大日真言(二十一遍)

最高の如来(と言っても表現が難しい)の真言

 

「オンアビラウンケン」

 

○如意宝珠真言  (百遍)

コトバンクより

(一切の願いが自分の意の如くかなうという不思議な宝のたまの意で、民衆の願かけに対し、それを成就させてくれる仏の徳の象徴)

 

「オンアバンタラクソワカ」

 

○十一面観音(百遍)

コトバンクより

仏教の菩薩。六観音の一つで,修羅(しゅら)道の住類を救うとされる。ふつうは11の顔と4本の腕をもった姿をとる。日本では古くから信仰され,聖林寺法華寺などに蔵されているものが有名。

 

十一面観音は歓喜天(聖天)の象様の奥様に当たる仏様である。

従って歓喜天を拝む前に拝む。

 

「オンマカキャロ二キャソワカ」

 

ここまで拝みまして、前回唱えた、歓喜天(聖天)の

 

○心中呪「オンキリクギャクウンソワカ」(千遍或いは三百遍)

 

○心中心呪「オンギャクギャクウンソワカ」(千遍或いは三百遍)

 

を唱える。そしてこの後、未だ続くのでございます。