多分、何か汚いものを食べたのでは

何週と経って、ものを食べれない人間には、

点滴とか注射の用事しかない。

そして流動食という自分の味覚をスキップ

する食べ物だ。

ただ少しだが、看護婦の口の端から、先生から、

そろそろ、k君の輪っかを外そうかという言葉が、

聞こえてくる。

ただ、輪っかを外しても環境が大幅に、

変わるわけではないが、あの輪っかは、如何にも、

象徴的だ。

 

皆の前で白黒の、背景で黒いヘドロのような、

吐瀉をした。ICUで。

3日間そのような日が続き、食事禁止である。

それとおかしなゲップ。

ゲップのおかげで眠れない。

お金があれば、このゲップを止めてくれるひとに、

褒賞金を渡したい。

私の外観上の症状は覚えていても、私自体の

悩み、のメインの部分には、感心持たれて、

いるのか?

ゲップに苦しんでいるのに、先生の感心は別の、

数値にあるようなのです。

いつしかそれは一致して医師と患者のゴールとなる

筈であろう。