先日、研究室宛てにこんな封書が届きました。
「東京地方裁判所」とか「民事」とか、
私にとっては全く馴染みのない用語が並んでいます。
なんだこりゃ?
どの悪事がバレた?
(注)裁判沙汰になるような悪事を働いたという記憶・自覚はありません。
慌てて中を開けてみると、
冒頭に「破産債権者各位」とあります。
どうやら私は債務を負っている側ではないと分かり、
少し平静を取り戻しました。
文面を読んで理解できたわずかばかりの内容を
私の解釈で要約すると、
どうやらこういうことのようです。
実は、定期購読をしていたある雑誌の出版社が
残念なことに昨年倒産してしまいました。
定期購読期間中に刊行が休止したため、
お金を支払ったのに商品が受け渡されないということで、
私は知らぬうちに破産債権者ということに。
ついては、
破産者の財産を処分して債権者に分け分けするので、
欲しい人はいついつまでに届け出てね、と
親切にも私に案内してくれているらしいのです、多分。
ただし、手紙には続きがありまして。
「なお、今回の配当は…
優先的破産債権(多分、税金や従業員の未払い賃金など)にとどまり、
一般破産債権者(多分、私のこと)に対する配当の見込みは
いまのところございません」。
「次回の債権者集会は令和3年○月○日○時から行われますが、
ご出席いただかなくとも格段の不利益はございません」。
「不利益はございません」とか言われても、
すでに不利益を被っているのですが(苦笑)