皆様こんにちは。


いつものとおり、本日も化学療法室からの更新です。

今日の治療のお伴マンガは岩明均の「ヒストリエ」です。

最近久しぶりに最新刊が出たので、ここ数日絶賛読み返しキャンペーン中です。

このマンガと「HUNTER×HUNTER」「おおきく振りかぶって」は、自分が生きている間に絶対完結しないだろうな。。。。


それではファーストラインの第24クール(47~48週)の経過です。



<クール初めの診察内容・処方薬>


今回も事前の血液検査で、総ビリルビンの値はどうにか基準値クリア!なので、サイラムザ50mgは今回も投与できました。


タルセバについては、内腿の湿疹が増えて新しい潰瘍までできそうな勢いだったので、主治医とも相談し、一旦休薬することにしました。


皮膚科の方では、タルセバの休薬を前提に、内腿の潰瘍の治療について相談してきました。

前回途中で切らしてしまった、肉を盛り上げるフィブラストスプレーを今回は2本もらい、ゲーベンクリームはその上から塗るという治療を継続することになりました。


その他、前クールから継続の薬は以下の通りです。


ビオフェルミン(下痢対策)

ミヤBM錠

ロペミンカプセル(下痢時に服用)

オルメテック(血圧対策)

アレジオン(抗アレルギー薬、かゆみ対策)


リンデロンVGローション(顔や胸の湿疹、手の爪周囲炎)

クロマイP軟膏(顔や体、脚の湿疹、足の親指の爪周囲炎)

アクアチウム軟膏(顔や体、脚の湿疹)

MDH軟膏(足の湿疹)

ダラシンTゲル(頭皮に塗る抗生剤)

フルメタローション(頭皮の痒み止め)

ヒルドイドクリーム(顔や全身の保湿)

ネリプロクト軟膏(痔対策)



<症状の経過>


このクールはタルセバを休薬したおかげで、体調は諸々非常に楽でした。

一番恩恵を受けたのは、やっぱり下痢の諸症状です。1-2日で下痢がおさまり、その後もほとんど出ることはありませんでした。

なのでこの期間は、普段は控えているいろいろなものを食べてしまいました。このスキに生もの行っとけ!とか。ランチはカレーだ!とか。風呂上がりにアイスクリームとか(笑)

おかげで目方はやや増量となりました。


一方、一番期待した内腿の湿疹、潰瘍については、残念ながら大勢に変化はありませんでした。

ただ3つある潰瘍のうち、ひとつは肉が盛り上がって塞がりかけてきたので、タルセバ休薬の効果かもしれません。


そのほか、手足の爪周囲炎や頭皮の痒みは治ったので、諸々快適に過ごすことができました。

休薬により、副作用が抜けやすい部位とそうでないところがあるみたいですね。

とはいえこのまま休んでいるわけにはいかないので、今日からまた再開予定です。



さてさて、タルセバとサイラムザの治験に参加して治療を始めてから、明日で丸1年が経ちます。

どうにか無事に1年生き延びました。

去年の今頃は、次の桜は見られないだろうと思っていましたが、今年もお花見ができそうです。


とりあえずタルセバの無憎悪期間の中央値はクリアしましたが、後はサイラムザの併用でどの程度効果の持続期間を引き延ばしてくれるかですね。

前に代診の先生が、プラス半年くらい?ということを言っていましたが、サイラムザは血液検査で引っかかって時折休薬になっているので、効果の見込みはもうよくわかりません。

引っ張れればそれに越したことは無いですが、いつ治療の終わりを告げられても動じないで済むよう、気持ちの備えをして日々過ごしたいと思います。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それ皆様、また次回お会いしましょう。