ファーストラインの第2クール(3~4週)の経過です。


<診察内容・処方薬>

 

前クールに引き続き、投薬量はタルセバ(エルロチニブ)150mg(1日1回)、サイラムザ(ラムシルマブ)10ml(2週に1回)です。


第2クール開始時の診察でレントゲンを見せてもらいましたが、縦隔リンパ節の腫れが明らかに縮んでおり、医師のいうとおり効果が早くも見えていました。


ただ懸念点としては、AST(GOT)、ALT(GPT)の値が上昇しており、肝障害の兆しが出ていること。これらが所定の基準値を超えると休薬になるそうです。
また血圧も高めなので、対処としてアムロジンという錠剤を処方されました。血圧計を購入し、自宅でも毎日計るようにとのこと。

 

このクールから呼吸器内科の診察と併せて、皮膚科も受診することにしました。
主に顔周りの皮膚障害対策として、ミノマイシンという抗生剤を処方してもらいました(50mgを1日2錠)。ただこちらも肝機能障害が出やすい薬ということで、経過は慎重に見ていく形になります。
また顔の湿疹にあまり効果が無かったロコイドに替えて、リンデロンVGローションに切り替えました。これはさらっとしたローションタイプなので、頭皮や旨、脚にも使用OKとのことでした。またマイザー軟膏が爪の周囲炎にはあまり効かなかったため、こちらにも患部に浸み込みやすいリンデロンVGローションを使うことになりました。

また下痢対策に、ビオフェルミンの錠剤も処方されました。 

 

<症状の経過>

 

一番困っていた顔の白ニキビ・首の赤い湿疹は、ミノマイシンの服用を始めて徐々に収まり、1週間ほどでだいぶ落ち着きました。
胸の湿疹はリンデロンローションを塗ってさらにクロマイPを塗っていましたが、こちらもこれでだいぶ落ち着きました。
爪周囲炎もリンデロンVGローションを塗っていると、完全には治らないまでもだいぶ和らぐようでした。やはり液状なので浸み込みやすいのが良いのでしょうか。
口内炎もこの頃にはだいぶ良くなって、食事にも影響が無くなってきました。

 

反対に鼻血は1日3、4回のペースで頻発し、かなり煩わしかったです。街中で歩いているときなど、体を動かして体温が上がっているときに、つぅっと出てくることが多かったです。
下痢も頻度は減りましたが、それでも週に2度くらいは依然としてありました。

 

諸々の煩わしい副作用は依然としてありましたが、最も目につきやすい顔の湿疹などがだいぶ改善されたため、だいぶ気持ちも上向き加減の時期でした。