教え子から「同志」へ成長 | 松岡奮戦記(カンボジア・人事管理部統括編:2023MAR〜)

松岡奮戦記(カンボジア・人事管理部統括編:2023MAR〜)

日本の公務員生活を捨て、夢だった教師として2007年にシェムリアップの大学に赴任。が、無給講師且つ系列ホテルでフルタイムと告げられる。騙された?と思いつつ、やっと掴んだ教師の職。歯を食いしばり、この国の教育水準の底上げを己の使命として全力で取り組んでいます。

2007年に教師(2年ほどホテルマネジメント兼任)としてカンボジアに赴き、はや11年目。

この間、個人として日本語教育の充実と発展と新たな可能性を追求してきました。

また、シェムリアップ会場での日本語能力試験(独立行政法人国際交流基金・公益財団法人日本国際教育支援協会が主催)の実施と環境整備に注力し、シェムリアップ会場校として公平な立場で、1人でも多くの日本語学習者に同試験の情報を共有させてもらう事で、受験者の増加を実現してきました。

この事で、カンボジア国内での同試験の実施主体であるカンボジア日本人材開発センター(Cambodia-Japan Cooperation Center)と良い形で協力関係を築かせてもらい、カンボジア国内での受験者数の向上実現に向けて努めてきました。

*2018年のシェムリアップ会場での同試験は、この7月に行われるカンボジアの選挙実施に為、12月のみの実施となりました。

上記の様に、シェムリアップ会場での受験者数が年々増加していますが、試験が滞りなく実施出来ているのは、同試験実施に際して日本語教育関係者でない多くの方々からも理解と協力を得られたからです。(2014年12月から私が会場に加えて実務を担当する以前は、シェムリアップ側で不可解な事が秘密裏に行われていた様ですが)

この様に多くの日本語教育機関以外の方々の理解と協力が得られる様になったのは、教え子達の存在があります。

教え子達が、きちんと仕事内容を理解し、状況に合わせた柔軟な対応をしてくれる様になってくれたからこそ、私がより多くの方々に同試験の意義説明し、依頼をする事が可能になりました。

たまに授業を見る機会があり、「まだまだ甘い」と思う時もありますが、「正しい事を一生懸命にする」という教えを忠実に守って教えてくれている姿を見て、「同志」と思える様になりました。

それぞれ教えるスタイルは異なっていますが、スパルタ式と笑いを伴うアットホームなスタイル。

教え子達のスタイルを見ていて、「教え子や学生は鏡の様な存在なんやな」と思いました。

だからこそ、私はさらに進化していかなければならないと強く思いました。

教え子であり、同志‼️

教えて、教えてもらえる関係‼️

日本語教師という道ではなく、ガイドや会社員、留学生としての道を歩む教え子達。

こういった良い関係が構築出来ている事、ほんまに有難いです😁

これからも更なる「技術移転」を図るべく、己の進化を追求していきます‼️

追記
今日は、東京では桜が満開になったとの事🌸

「同志」達生徒たちが、日本へ留学したり、働きに行く日が来る事を心から願います😊