日本全国どこへでも80円! | ぼっけもん修さんのてげてげ日記

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Harley、旅、食、風景・・・つれづれなるままに書きます。

郵政民営化を見直すとのこと。


賛成である。


ともかく全国一律どこから、そしてどこに出しても一律料金。ここは絶対守って欲しいところだ。
ITが進歩してeメールが使える人は、全国どこでも一律料金でなおかつすぐとどく。

これは素晴らしい。
普段の通信にはこちらのほうがより適していると思う。


ただ、たとえばパソコンの画像ソフトの技術がどんなにあがっても、どんなに使いこなせるようになっても、紙に鉛筆で描く快感は捨てがたいのと同じように、肉筆の手紙のあたたかさや感謝の気持ちは、大切だと思うのである。

だから、全国どこからだしても、どこへ出しても一律料金。
田舎のおばあちゃんが都会の孫に出そうが、都会の企業がDMに出そうが同じ料金。


都会の物差しだけで、田舎の生活や人のつながりを計ってはいけない。


それと、僻地に行くと、郵便局職員が、一人暮らしおばあちゃんの様子伺いをかねていたり、郵便貯金の集金なんかも合わせて行っていたり、その他さまざまな日常行政サービスを担っていた現実があるが、こんなのも都会の物差しで業務を細分化し、専業化し、専門化すると何でもうまくいくと考えてはいけないと思う。
複合化し、集合化し、多機能化する、いやしてきたことは、その地域特性に合わせて進化してきたわけだから、その地域特性では最適回答のひとつなのだ。


そもそも旧郵政業務と郵政票や特殊公務員問題をごちゃ混ぜにして、白か黒かとやったのが間違いで、劇場型での解決など正解にたどりつかないのだ。おまけに処理のプロセスがきわめて不透明で不明瞭。1企業の会長が座長を勤め、その企業が優良施設を買い取ろうとしていること事態、「李下に冠正さず」で言えばありえない話だ。何でも民営化すれば正解が出るわけではない。


このあたりに毅然と対応したのは当時の鳩山邦夫総務大臣であり、個人的には、麻生内閣が決定的に国民の心をとうざけてしまったのは、鳩山邦夫氏の更迭であったと思う。
正義がゆがめられたということを国民は敏感に感じたのではないかと思う。


話が脱線したが、このままではいずれ崩れるであろう全国一律料金。どこへだしても、どこから出しても、たとえ僻地でも、きちんと3日以内に届きます。このサービスは、ほんのこのあいだまできちんと維持されていたのだ。郵政民営化までは・・・。

全国の国民にとって大切で必要な業務は何か、ぜひ都会から離れた田舎の物差しも大切にしてもらいたいものだ。