龗一族とのお話。@.169
当面は縞黒さんのお話になります。
縞黒さんに名前を訪ねるべきか悩んでいると
縞黒「…フネ。オオトヨタマフネ。そう呼ばれていた事もあったが、今は稀に見かけるものにオトヨと呼ばれているよ」
※これより縞黒さんをオトヨ様と呼ぶことにしました。
龍、龍神、龍王のどれが誰だか私には分からないので、様もつけました(笑)
幾度目かにお会いしたオトヨ様は、何枚かのお着物を羽織った姿で現れるようになりました。
髪はふわふわとしていながら羊のように…とても長く、木の枝のような角を生やしておられました。
また、重ね着たお着物の裾からは、とても太く長い…大蛇のような足があらわになっていました。
ふと小さなネズミが現れ、「これ、齧るんじゃない、私は木ではないよ」と子ネズミを手で優しく避けてあげておりました。
オトヨ様「ああ…君は、私にとても興味があるようだね」
イケメンですから(なんで?多くない?)
毛量がMAXな崇一朗兄さんのようです。
(顔の違いはある)
崇一朗兄さんの毛が薄いとは言ってません(笑)
オトヨ様「ん?シユウ殿が気になるかい?彼殿は務めを果たしてはいるが…何分、たまに投げ槍癖がついていて…。私の師でもあるのだけれど、シユウ殿と私は歳がとても離れている。私の方が若いのだよ…。また彼殿の子らとも歳が近い」
Σ( ´・ω・`)びっくり
オトヨ様「私はたかが数…いいや、私がどれだけ生きているかは知らなくていいね」
目が少し丸みがあるようで、伏せると切れ長になる目尻がとても綺麗な…神様とわかりました。(ここ要らない)
オトヨ様「フフ、君の頭の中はコチャコチャとして、よく考えが切り替わるんだね。私の肉体にも興味を示していた…」
Σ( ´・ω・`)人体蛇足見るの3人目ですもの
オトヨ様「ああ、そう言うと確か…私の名前にフネが付くことに疑問を抱いていたね?あれは私がとても大きく成長したものだから、地元と天元とを運び繋ぐ"フネ"と、その地元の名であった"フネ"を、あてたものなのだよ」
オトヨ様「寒い時期に入って、一部の龍達は眠りにはいるのだけれど、私は黒い女の子…のお力添えでずっと起きていられる。それでいて他の龍とは違う身体になったんだよ」
萬戒『毎回黒い女の子…の間が気になる…』
オトヨ様「彼女は……次元と存在の話をしただろう?黒い女の子、黒龍様はこちらでは龍神、あちらでは龍王という、特別込み合った事情があって、その立ち位置にいらっしゃるんだ。私なんかより君の方が詳しいかもしれない…」
萬戒『真面目に聞いてなくて分からない…』
オトヨ様「こうして人と話す機会が訪れたのも久しぶりで新鮮だ。私の近くを立ち寄るもの達の会話で話し方を覚えた甲斐があったよ。私はまだ喋り足りないくらいだ」
オトヨ様との会話はまだしばらく続くのでした。