龗一族とのお話。@.125


ブログ記事、@.124を載せた前日の8月20日、ワシのおばーちゃんが亡くなった。


他の人にとっては不思議だったり異常だと思えるような出来事があったけど、不思議なのか普通なのか解らないから、適当に載せる(笑)



その日はオ・カーンと楽しみにしていたフェイスエステの予約をしていた。


10時20分、準備を終えて家を出る10分前、オ・カーンに誰かから電話がかかってきて、「うそやーーーん!!!」という声が聞こえた。


いつもなら、おばーちゃんが転けて自分で救急隊や警察に電話するから、病院か救急隊、警察から身元引受けの電話があって、また救助のために窓ガラス割っただとか迎えに来てくださいの類の可能性もあった。


でもすぐ、何となく解った。


『あ、ばーちゃん死んだんやな…』


泣き崩れるオ・カーンの心境はワシには全くわからんけど、オ・カーンはきっと後悔しかしていないし、自分を責めて「もっと何か出来たはず!」を延々と悔やんで悩んで、しばらく過ごすんだと思った。


万寿さん「まーちゃん!ママに1人で悩む時間を与えちゃダメだよ!」


崇一朗兄さん「よっしゃ行くでーーー!!」


ちなみに龗一族は、おばーちゃんの暮らす家とその場所をかなり忌み嫌う


でもついてきてくれた(   ・᷅ὢ・᷄  )


おばーちゃんは今は一人で住んで週6で1日2回、ヘルパーさんがお世話をしにきてくれていた。


お世話以外の事全般は2、3日に1度か毎日、定期的にオ・カーンがやっていた。


孫目線だから、孫目線の心境で綴る(笑)


おばーちゃんがヘルパーを利用した一番最初のヘルパーさんが、おばーちゃんを最初に見つけてくれた。


警察の現場検証があるから、すぐに家に向かっても家には入れない。


オ・カーンはずっと半信半疑より、おばーちゃんの死の自問自答と早く会わなきゃ!という心境と後悔とで、何も考えなくても頭の中がいっぱいいっぱいやったと思う。


ワシは龗当主2人から、黙ってオ・カーンのそばに居るように言われていた。


そしてワシも人生の半分以上、おばーちゃんと過ごした、おばーちゃん子である。

おばーちゃんに会いたくない訳がない。


でも、おばーちゃんの介護に疲れ果てたオ・カーンがおばーちゃんに怒鳴り散らす事も毎日あったし、ワシが介助していても、おばーちゃんを恨んだり憎んだりは有った。


それは、おばーちゃんが早く死んでくれるよう願う程にも。

綺麗事なんてね、言う気全くない(´・c_・`)


でも、今年入る前に龗一族に言われた。


「ばばばーちゃまね、もう居なくなっちゃうの」


そして今年入ってからも度々言われた。


「ばばばーちゃん、もう長くないよ……」


万寿さんと崇一朗兄さんは去年、おばーちゃんの住む土地(負の極オーラが異常過ぎて)とおばーちゃんからワシを引き離すべく尽力していた。


そうしなければならない理由があったから


それはそこに入れば、ワシかオ・カーンか、おばーちゃんの誰かが死ぬからだった。


ワシかオ・カーンの自殺か、もしくはどちらかがおばーちゃんを殺してしまうか。


そのくらいの状態が一昨年から続いてた。


ワシはオ・カーンの1/100も介護も手伝いもしてなかったと思う。


だってオ・カーンは24時間365日のうち、350日はおばーちゃんの介護してた。


でも介護続けてたら危なかったし、去年末はダディに癌の影があった。


ダディの癌は結局なかったけど、ワシのダディは高齢なのもあってオ・カーンは家に戻ってきた。


久しぶりの3人家族に戻った(*´ェ`*)



ただ、普通の生活に戻るだけのそのせいで、オ・カーンは『おばーちゃんを1人にしてしまった』と絶対自分を責めるから、オ・カーンがそれを言ったら「それは違う」と否定をする役目がワシにあった



だってオ・カーンには龗一族の声も姿も聞こえないから、ワシが聞いたことを伝えるしかない


必要あればだけど(笑)



現場検証中、ヘルパーさんが事情聴取を終えて出てきた。


この人は、ワシには見えない龍神さんの御守りのある人。


その人がおばーちゃんを見つけてくれたのだ。


そのヘルパーさんに、空気みたいになってるおばーちゃんが「ありがとうね、ありがとうね」って言ってるのが見えた。


おばーちゃんに声は無かった。


口だけだけど、ありがとうがわかった。



この時のおばーちゃんは、まだ周りの状況を理解出来なかったんだと思う。


おばーちゃんは「まーちゃん、○○(オ・カーンの名前)、なんで来んの?」という顔をしていて、何となくそう考えてる気がした。


現場検証が一部終わって家に上がれた時に、寝かされたおばーちゃんは、


いつも1人で目薬が挿せないから、ワシに目薬を挿してくれと頼んで、目薬を挿す時の表情のまま、安らかに眠ってた。


顔を見れば涙は出ると思ったらその通りで、「ああ、これでおばーちゃん家に来ても笑顔でただいまって言ってくれなくなるんやな」って実感が目に見えた。


亡くなった人に会うのはワシでも難しい。


亡くなった人に会うのは、たまに龗一族を通じて会えるだけで、頻繁に呼んだり会ったりは出来ない。


今しばらくは、声や、ふとした表情だったりが目に浮かんで、その中でオ・カーンに伝えるべきことだけ言う事にした。