龗一族とのお話。@.113


これは4月の7~9日辺りに起こった出来事で、個人的な仕事と生活の激忙時期のため2ヶ月近く載せられなかったもの(笑)


ワシのとっても大好きなイブキさんが、崇一朗兄さんの逆恨みで人になってしまうものだった(   ・᷅ὢ・᷄  )



スセリさんと相撲をして勝っても負けてもいないが心が負けた崇一朗兄さんが、毎日毎晩拗ね続けて数日…。


前回崇一朗兄さんが見せてくれた赤ちゃんの光景のすぐ後、ワシはスセリさん&イブキさんと、スセリさんの山で遊んでいた。


遊んでいると言っても、いつも通り座り込んでるスセリさんにワシが突撃しに行ったり、風景狩りをしてるだけ(笑)


ふと急に周りの空気が変わり、耳がキーンとなった。


猛吹雪の真っ白なスノードームのような空間と共に崇一朗兄さんが突然現れ、手に丸い透明な玉を持っていた。


崇一朗兄さん「嵩山里……すまんがお前の力を頂く…」(言い方も表情も厨二病っぽい(笑))




構えることも無く、崇一朗兄さんの言葉を聞いているスセリさん。


崇一朗兄さんが手を動かし口元へ指先を近付け、何やら唱え始めた。


なんだかおどろおどろしい黒い霧がスセリさんから出た瞬間、高い赤松に留まっていたイブキさんが滑空しスセリさんに突っ込んだ!


ワシからはデカすぎるスセリさんが死角になってイブキさんがどうなったのか分からない…(   ・᷅ὢ・᷄  )


スセリさんのすぐ向こうに居るだろうイブキさんの周りから、青緑・青紫に輝く星屑の様な小さな煌めきと黒い霧が崇一朗兄さんの持つ玉に流れ込んでいった。


黒い霧が全て玉に納まると、崇一朗兄さんは姿を消した。


イブキさんがどうなってしまったのか とても気になったが、見てはいけないものを見そうで動けなかった。


さらにスセリさんがデカすぎて、まず見えない(笑)


スセリさんの頭越しに、「(  ・᷄ω・᷅  )ヌッ」と、立ち上がった見知らない美形。




いや、見知ってるはずの美形…いや男前?



???「スセリ?」


スセリさん「イブキ……懐かしい姿になったもんだな」


萬戒『イブキさんΣ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙』


元?イブキさん「どえりゃさむなった」


スセリさん「………」


イブキさん「………?」


スセリさん「意思が通じん…」


イブキさん「……なんも聞こえん」


スセリさん「どうしたものか…」


萬戒『イブキさん……あんな顔だったのかฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!!』


スセリさん「とりあえずイブキ……」


イブキさん「羽が無くなった」



















スセリさん「…服を着よう」


イブキさん「もっともだ……」



この場から去ろうとするイブキさん。


スセリさん「待て、イブキ」


イブキさん「?」


スセリさん「どうやって(山へ)帰るつもりだ?」


イブキさん「………歩く( •̅_•̅ )」



ワシの視界からは、辛うじてイブキさんの見てはいけない所が、スセリさんの頭やデカい図体で見えなくなっているので安心…。


いや、それよりも。


崇一朗兄さんの言った「力を奪う」という事は、持って得た力が無くなり、それに近しい姿になるという事だったのか……


イブキさんは人間の様になってしまわれました(   ・᷅ὢ・᷄  )


ほぼ人間。


そして人間になってしまったイブキさんだが、力を奪われたため、自分の居た山では力不足という事で同郷の者達から弾かれてしまった。


行先の無い(スセリさんのお山で匿うのも厳しいため)イブキさんは、この後龗一族の万寿さんに引取られました(爆笑)



この出来事に、歓喜して彼を歓迎したのは万寿さんや華楊ちゃん、正信様たち、そしてワシ。


一方、崇一朗兄さんは居間でイブキさんを見かけるなり、


「…思てたん(予定)と違う…

(  ・᷅ὢ・᷄  )」


と、ずっとボヤいて嘆いてひとりで憤慨してた。



イブキさん…めっちゃかっこいい(◍´͈ꈊ`͈◍)