占星術は近代の思考の枠組みからすると非科学的であり、的中率をめぐる統計的研究では有意性を否定する結果に終わっている。
それでも、占星術という思考法は、かけがえのない人生を星の動きと結びつけ、そこに意味を紡ぎ出す。
人間の根本的な心の動き、思考の流れから占星術が生み出され、共鳴している。
統計という再現性の網にかからない、一回性の、交換不可能な、かけがえのない人生の体験のなかでは、占星術は「当たる」にように感じられる。
占星術は運勢判断だけでなく、メディア、文学、美術、音楽、医術、心理学など幅広いジャンルで重要な役割を果たしている。
西洋の文化を理解するうえで星の文化の重要性を感じ取ることができる。
