枯れ好きな私が脚を止めざるを得なかった

50人の素敵なイケオジの広告。


よく見るとまだ"オジ"ではない人もいるが

コンセプトがGENTLEMENだからそりゃそうか。


若くても紳士。紳士とは心意気なのだ。



それにしてもみなさんメガネだな。

なんだなんだメガネの宣伝か?

と思ったらメガネの宣伝だった。


"EYEVAN"というブランドらしい。

調べてみたらあの"VAN"のメガネブランドだ。


1960年代、アイビーブームの先駆けであった

あの"VAN"だ。


まだ産まれてないし

流行りのファッションに疎い私がこの知見を得たのは

18歳の時に観た

つかこうへい氏の舞台『飛龍伝'90』でだ。



日米安保条約を巡っての

学生運動(全共闘)の女性闘士と

機動隊隊長との悲恋の物語。


決して相容れない左翼と右翼の恋。

ロミオとジュリエットがモチーフだ。


機動隊隊長役の筧利夫氏が

女性闘士役の富田靖子氏との密会の際

「服はVAN、頭にはバイタリス!(不正確)」

と何度も連呼していたのをはっきり覚えている。


不正確なのに"はっきり"と言うのはおかしいけど

30年も前の事だから仕方ないよね。


でももしかしたら舞台俳優を目指したきっかけは

『飛龍伝』だったかも

というくらい感動感涙したのは鮮明に思い出せる。



だから前述した「あの"VAN"」の「あの」

は私にとっては「飛龍伝」を指すのだ。

共感してくれる方求む。


あの頃、30年前は原田芳雄氏が好きだったっけなあ

とアレコレ昔に思いを馳せつつ

今は…と試しに選んでみた方は

役所広司氏の上2左1のオジさま。


画像検索したらデザイナーの菊池武夫氏と出た。

奇しくも原田さんと同学年だった。



どうやら私が好む枯れ具合は自分基軸で一貫しているようだ。