大阪から1泊2日の旅。自家用車でドライブするなら、お勧めコース。
大阪→福井県年縞博物館→三方五湖レインボーライン山頂→オーベルジュほまち 三國湊→三国町雄島→福井県立恐竜博物館
『人類と気候の10万年史(ブルーバックス)中川毅 (著)』は、
気温や降水量の変化 → それに伴う食料・人口・移動の変化 → そして社会の不安定化や文明の興亡までを、気が遠くなるような太古の時間軸で読み解いた一冊。
その“データの現場”が、福井県年縞博物館の展示だと知る。
三方五湖の水月湖に堆積した「年縞(ねんこう)」――1年ごとに積み重なる地層が、途切れることなく記録されている。
そのスケールは約7万年。
これほど長期間にわたり連続した年縞は、世界でも水月湖以外に確認されていないという。いわば、**世界の年代測定を支える“時間の基準データ”**だ。
こんな場所が、身近な福井にあるなんて。身近な場所にあるのだから、水月湖、一目見たいじゃないですか!!!
●福井県年縞博物館

・水月湖年縞7万年ギャラリー
水月湖の湖底45mにわたって積み重なった、約7万年分の年縞。その“実物”が、エポキシ樹脂で包埋され、薄切標本として展示されている。
目の前にあるのは、ただの地層ではない。緻密な発掘と気の遠くなるような研究の積み重ねによって、ようやく可視化された“時間そのもの”だ。
今回初めて知った「古気候学」。樹木年輪、氷床コア、そして湖沼堆積物(年縞)など、自然が残した記録を読み解き、観測データのない時代の気候を復元する学問だ。そのスケールは途方もない。その膨大な積み重ねがあるからこそ、 現在、そして未来の気候変動のメカニズムが解明されている。
きっと、大変なご苦労があるのだろうなと思っていたところ
『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち (岩波現代文庫 社会351) 文庫 中川 毅 (著)– 2024/12/17』をみつけた!ただ今、読み始めたところ。

●三方五湖レインボーライン山頂から望む水月湖
三方五湖レインボーライン山頂にケーブルカーで上り、念願の水月湖全体の姿を眺めることもできた。
※三方五湖(福井県美浜町と若狭町にまたがる、5つの湖(三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖)

●オーベルジュほまち 三國湊
宿泊先は吉野建氏がプロデュースをしたお料理を頂ける
「オーベルジュほまち 三國湊」
リノベーションした町の空き家や古民家をレセプション棟、レストラン棟、客室棟と町中に点在している「分散型ホテル」。イタリア発祥のアルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)。ゆったり散歩をすると港まで近く、銀行やカフェだけでなく、地元の人が日常使いする住宅や精肉店、土産物店が自然と混ざり合っている気持ちの良い町。遊休資産(空き家)を再編集し、町全体を宿泊コンテンツ化したモデルとして、これまで訪れたアルベルゴ・ディフーゾの中でも完成度の高さが印象的だった。

・三国港

・夜も雰囲気がある

・北陸三大祭の一つとして知られる「三国祭」山車巡行の日はこの広場でやりまわしが披露されるそうだ。

●レストラン棟
宿泊客以外でも、お料理を頂ける

・「タテルヨシノ」吉野建氏がプロデュースをされたフレンチ
福井県・三国港で水揚げされた新鮮な魚介や、地元の旬野菜、若狭牛をふんだんに使用。土地の恵みをそのまま一皿に落とし込んだような内容だ。
お酒はシャンパンを含むフリーフローをお願いすると、日本酒やワインを料理に合わせて提案していただける。
その一杯一杯が絶妙で、それは、それは、お料理と共に堪能させていただいた。

☆ボルシチの冷製/へしこと石川小芋のブロシェット/三国産甘エビと板わかめ
☆越前そばと越のルビーのクーリ
キャヴィアとからすみとミントの三重奏
☆ブイヤベースのブイヨン仕立て フォアグラを浮かべて・ペルノ風味-
☆モリーユ茸のファルシとフランス産ホワイトアスパラガスのコンポジション
甘エビ香る泡のハーモニー
☆軽く燻製したふくいサーモンのミ・キュイ
- ステラマリス風-
☆福井県産鹿肉のロースト
ソース グランヴヌール
☆クレームブリュレ フィーヌ
☆苺のミルフィーユ
☆プティフール /カフェ

・朝食
そば粉のガレットも提供され、ボリュームもあるメニュー
☆ガスパチヨ
☆ヨーグルト大沼さん家のはちみつ添え
☆ワトム農園直送の野菜サラダ
軽く無製した福井サーモン
☆クロワッサン/バンオ・レ
☆ポタージュ ガルビュー バスク風
●三国町のお土産物店波屋での岩のりとの出会い

2026年3月第一回「海藻サミット」で
【基調カンファレンス】海と地球が抱える課題として
村田吉弘(菊乃井 / OFP 会長)さん、新井章吾(海藻研究所)先生、海女の石森実和さんから持続可能な食材としての「未来的素材」としての海藻の価値についての今後の展望をお聞きした。
石森さんの潜っている雄島は「雄島海女の素潜り漁と加工技術」は無形民俗文化財に指定されている。12月から6月まで岩のりを採り、海に潜る以外加工の時間や道具の手入れにも多くの作業時間を使う。ホンダワラや赤モクと呼ばれる海藻は魚の隠れ家などに大切なのだが、ありすぎると潮の流れが悪くなるので、ある程度刈り取って、潮の流れと酸素が行き渡るように作業をされているという話もお聞きした。
いつか、石森実和さんの活躍されているその海を訪ねてみたい――そう思っていた矢先、思いがけずその機会に恵まれた。
そして、おみやげ物店で出会ったのが、「岩のり」「はばめ」「青さのり」を干し上げた板海苔である。お店の方から「海女さんが板に貼って海苔も作っておられるのですよ」と写真と共に説明を受けた。地元でも心待ちにされ、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうという、まさに旬の恵みだった。

・炙って食べた
磯の味と旨味を満喫。まさしく待ちかねているだろうなという春の香りがした

●雄島
石森実和さんのInstagramにもよく映っている
・橋から海を覗くと海藻がみえる
海を眺めながら、海女さん達はここの橋の周辺に潜って作業をされているのかとしみじみ。

●恐竜博物館
福井は国内有数の恐竜化石の産地らしい。大人も楽しめる施設とは聞いていた。恐竜を見上げながら、このような図体の生き物が生活することができたのは、どのような樹木が育ち、どのような生物が生きている環境だったのだろうか。そして滅びてしまったのは・・・。年縞博物館を観た後だっただけに、スケールの大きな気候変動を実感することができた。

●オレボステーション 北鯖江PA上り
北陸自動車道を走る時は上り、下り、必ず寄るのは「オレボステーション」(株式会社⼤津屋)地元福井・滋賀の名産品が並び、お土産店としても充実をしている。福井市内にある大津屋のオレンジBOX「ダイニングコンビニ」にも買い物に行きたくなった。


福井の文化、食を堪能した1泊2日だった。




