今日、お買い物をしていて、レジで長蛇の列だったんです。
 レジカウンターは2箇所空いていて、右側も左側も両方とも並んでいました。
 私は右側のレジに並んで待っていました。
 しばらくすると、両方のレジの間にあるもう1箇所のレジに店員さんが来て、
 「お待ちの方、どうぞ〜」って言ったんです。
 そうしたら、私が並んでいる方じゃない左側の列の先頭の方が、その中央のレジに行ったので、次は、私の並んでいる右側の方の順番かなぁ〜って思っていました。
 私の前に1人待っている方がいたので、その方が並ぶのかなぁ〜って思っていたら、並んでいた右側のレジで順番が来たので、その方はそのまま右側のレジに進みました。
 私は、ちょっとの間、様子を伺っていたのですが、左側の2番手の方は、中央のレジに並ぼうと進まないみたいだったので、私が中央のレジに進みました。
 そうしたら、左側の方のレジに進んだ中年の女性から
 「待って、貴方、この方、待っていたのよ💢」
って言われちゃったんです。
 「わたも待っていましたよ」
って言おうかなぁ〜って思ったんですが、大人気ないので、
 「あら、御免なさいねぇ〜お先にどうぞ〜」
 って、譲ったんです。

 別にどうってこと無い、よくあるパターンなのですが、なんか、私が悪者になったみたいで、とっても気分が悪かったんです。

 中年の女性は、
「正義の味方」のつもりだったのかもしれませんが、別に割り込んだ訳じゃ無いし、言い方もキツかったし…せっかく、正義の味方をするのなら、周りの人への配慮も一緒にして欲しかったなぁ〜って思っちゃいました。
 「人のふり見て我がふり直せ」
私も気をつけよう〜って思いましたねぇ〜自分の見解が全てではないし、正しいかどうか分からないですものねぇ〜。

 先日、こんな話を聞いたことがあります。
 お坊さんが、電車に乗り込んだ時、Tシャツと穴あきジーンズの20代と思われる男性が、3人掛けの席に3人分の席を使うように、両足を放り投げ、だらしなく身体を横たわるように座りっていました。
 そして、次の駅で、お年寄りが入ってきて、その男性の前に立ちました。すると、20代のその男性は、眉間に皺を寄せて、煩わしそうな顔をしました。
 お坊さんは、しばらく眺めていたのですが、男性は席を譲ろうとしませんでした。
 そして、次の駅に電車が止まった時、その男性は、足を引きずり、這うようにして、降りて行きました。
 「足が不自由だったのか…、席を譲ってあげられなくて、困った顔をしていたのか…」
 お坊さんは、危うく、その男性に「そんな格好で座っていたら、他の方に迷惑です。そして、お年寄りには、席を譲っておやりなさい。」と、言うところだったそうです。

 一方方向からのみ物事を捉えてしまうと、真実が見えなくなっちゃうんですねぇ〜。

 今日だけじゃなくて、結構、こんな感じのシチュエーション、まぁまぁ見かけるし、体験しています。
 傍観者になるのも、考えものですが、
 「分かった風の正義の味方」にはならないように、気をつけようと思いました。

 人に意見を言う時は、いろいろな角度で物事を見て、丁寧な配慮が必要だなぁ〜って、改めて思いました。