ぁ。どもども…おはこんばんちわ
いつも昔ばなしをご覧頂き、ありがとうございます
次回は「弥九郎の犬」
昔、紀州の山奥に、弥九郎(やくろう)という猟師が、母親と2人で暮らしていました。
ある春の朝、弥九郎が家の戸を開けると、そこに1匹の子犬がいました。
その子犬を見て、弥九郎は思い出しました。
それは、昨年の秋の事でした。
弥九郎が、夜中に山を歩いていると、深手を負った1匹の狼に出くわしたのです。
弥九郎は、その狼に傷の手当てをしてやりながら「もしこれで助かったなら、今度の春に生まれた子犬を1匹くれろ」と笑って言ったのでした。
つまりこの子犬は、その時の狼が約束を果たすために、置いて行ったのでした。
その日から、弥九郎と犬との生活が始まりました。
ただ、日頃から狼を恐れている母親には、この犬が狼の子であるという事は秘密にしておきました。
やがて犬がある程度大きくなると、弥九郎は猟の仕方を徹底的に仕込みました。
その甲斐あってか、犬は大変優秀な猟犬となり、山の凶暴な熊まで仕留めるほどでした。
その評判は、紀州一帯に広がりました。
ただその頃から、母親はその犬の事を何となく、察し始め…
この続きは、次回までのお楽しみ
これからのお話予定リストです
9月
36「おしろい花の谷」
38「弥九郎の犬」←次回の昔ばなし
39「狐と羽黒山伏」
10月
40「牛の宮」
41「梨とり兄弟」
42「百田ばなし」
43「ねずみ経」
11月
44「長者ヶ平」
45「二つの月」
46「太郎・二郎・三郎」
47「一軒屋の婆」
48「猫岳の猫」
12月
49「紙すく里」
50「鬼婆の羽織」
51「猫とネズミ」
52「大年の客」
1月
1「二ツ池の龍」
2月
5「母の面と鬼の面」
3月
9「かたみの人形」
11「かもとりごんべえ」
4月
14「いたちとねずみの粟畑」
15「なんじゃもんじゃの木」
16「きつねのボッケ」
5月
18「たにし長者」
6月
23「阿弥陀ヶ峯の怪」
7月
27「はちとあり」
28「きつねがわらった」
8月
31「ふとんの話」
尚予定の話は止むを得ず変更になる可能性がありますが、何卒ご容赦くださりませ🙇♂️
9月になりましたが、まだ残暑厳しいですので、くれぐれもご自愛くださいませ
では〜〜間もなく今日の昔ばなし投稿致します