もうすぐコミケ...だが、しかし
財布を開くと、そこは地獄絵図だった・・・
「これは何かの冗談なのか・・・?」
俺は机の上に散らかしたゼニー達(※小銭)を見て愕然とする
「な・・・128円…だと!?」
「おちつけ…落ち着くんだ俺…」
フルスロットル状態で鼓動する心臓に渇を入れ、部屋中に散らばったレシートをかき集める
その中から今月の日付が刻まれている物だけを集め、以前100円ショップで意味もなく購入した小型のノートに買った物の値段を書き記していくことにする…
「えーと、漫画を七冊購入…そしてヴァイスシュヴァルツのスターターを三個・・・ うわ…この時点で軽く五千円突破かよ・・・」
「…流石に、なのはを箱買いしたのは痛かったか・・・! えっと、次はコミケのカタログか・・・ これは別に必要な物だからリストから省いておくか」
「グッドアフタヌーン購入・・・と これはなかなか面白かったなぁ・・・」
「無限の住人、蟲師、ミスミソウ、RATMAN、夢渡りプルチネツラ、ゴルゴ13、イキガミ...etc」
「うわ、今月だけで漫画30冊は買ってるぞ・・・ しかも全部大判コミックスかよ・・・ 高いなぁ」
白のノートに己の物欲のままに動いた記録が刻まれていく
「・・・よし、計算するか…」
部屋の隅に追いやられた古い電卓を見つけ計算を始める
ちなみにこの電卓は小学校の頃、学校から借りてそのままだったやつだ
分数計算も出来るところが嬉しい機能 いや、盗んだ訳ではないですよ!?
借りたままだっただけですよ!?
そこんとこ勘違いしないようにNE☆
(※同じことです 同じことです 同じことです 大事なことなので三回言いました)
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電卓の液晶パネルに映った数字を見て、俺の思考はフリーズした
42850円
そして冷酷に数字は俺に冷たく言い放つのだった。
「あんたが悪い」
\(^0^)/俺オワタ
ふ・・・なんとかしてみせるぜ…
残りの期間でなッッッッッ!!!!ヽ(`Д´)ノ
NEVER GIVE UP!
(松岡修造風に)