急遽バイクを乗り換えることになり、今回は近所のレッドバロンでお世話になってみることにしました。
レッドバロンは全国の一般ユーザーから買取りをしたバイクを在庫として所有し、それを全国どこの店舗でも買うことができるという仕組みのようです。ただ、ネットで見ることができる情報はかなり限定的で、事前に希望の車種と条件を絞っておいて店頭でスタッフに探してもらうという形になります。
「〇〇って在庫ありますか?」
「ちょっと待って下さいね」
1分後
「こんなのどうでしょう?」
紙で出されます。
この繰り返し。
なんてアナログな・・・!
今どきはGooBikeとかでバーっと候補を出してその中からどれにしようかなって感じだと思うのですが、1台見るのも一苦労ってなると候補バイク選びもまるで進みません。
ここ最近はツーリングに向いてるバイクに乗ってて、今回もその流れで考えてました。一番はBMWのR1200GSというバイク。これエンジンが水平対向の2気筒で、パタパタパタっていうエンジンフィーリングが心地良く、海沿いをこれで走ったら気持ち良いだろうなと。20年落ちですがネットで見ると70万弱だったのも魅力でした。夏場は電装系が弱そうですが、例えば四国の山奥で立ち往生しても近くのレッドバロンへ連絡すれば何とかなりそうなのも良いです。
カワサキ専門店でゼロ査定だった下取りのER-6nですが、ここでは5万ぐらいの値が付いたので、ほぼGSにするつもりでしたが、この日は見積もりをもらって帰ることに。
翌日、よし、レッドバロンでGSを買おうと決め、住民票を持って出かけたのですが、ふと店内を見まわしてみると「あれ?10Rがあるやん。え!40万!。これは安いな・・・」
カワサキのZX-10Rというバイクなのですが、気が付いたら契約してました・・・(^^;)
SS(スーパースポーツ)と呼ばれるジャンルのバイクで、レース用のバイクのベースとなるものです。ツーリングには全く向きません。まだお遍路が残ってるって言うのに・・・。
う~ん、カッコ良い!サイレンサーがデカすぎるのがイマイチですが・・・。
ANAの機体とも良く合います(^^)
SSと言えばその昔、GSX-R1000というのに乗ってました。これがとんでもないマシンで、とあるレーシングチームの関係者から、鈴鹿8耐の改造範囲の狭いクラスで優勝したマシンのTカー(予備のマシン)にナンバーを付けて公道を走れるようにしたものがあるけどどう?って言われ、じゃあ乗ってみるかと譲ってもらったバイクでした。金額も〇十万と普通のGSX-R1000より安いぐらいでした。
あかねが通っていた支援学校のバイク好きな先生が「一度乗ってきて下さいよ~」とのことで
あかねも一緒に記念撮影(^^)
とりあえずこれはめちゃくちゃ速かったです。パワー感というよりも「軽さ」に驚きます。車重の軽さ、倒し込みの軽さ、エンジンの吹け上がりの軽さ。それぞれの軽さが速さにつながってるんですねえ。あと意外なことに実に乗りやすい。耐久レーサーなので乗りにくかったらタイムが落ちるという考え方なんでしょう。
これは結構気に入って乗ってたのですが、ジェネレーターがどうにもうまく作動せず、例の行きつけのバイク屋さんで色々試してもらったのですが最終的にはまるで発電してくれなくなり、満充電からスタートしてカラになると再始動できなくなるという状態になったところで廃車することになりました。
ぼく自身一番好きなバイクはRZV500Rなのですが、2ストだしあったとしても200万超えなので、これはもう実質乗ることができません。それ以外はどれも一緒ぐらいの感覚なので、スクーターから大型のアドベンチャーツアラーやクルーザーまで特にこだわりって言うのはありません。どんなバイクでも乗ってみれば良いところがあります。なので、その後も行きつけのバイク屋さんに入ってくるバイクで面白そうなのが入ったら見に行って、気に入ったら乗り換えるという感じでした。
結局のところ、ネットで見て良さそうかなと思ってGSにするつもりでしたが、現物は見たことがなかったのでどうしても欲しいとまではいってなかったのは確かです。たまたま置いてあったZX-10Rは見て、跨ってみて「これは乗ってみたい!」となりました。中古車というのは同じものが二つとないものなので、こういうのも出会いなんだなあと思います。
これでお遍路に行けるかどうかは別として、とりあえず旅仕様にしてやりました。
カッコ良さが台無し・・・。
荷物が結構載るようになったので、とりあえず今は近所の買い物用に使ってます(^^;)