こんばんは
あたたかい日もちらほら出てきて、嬉しい反面、花粉がキツイです
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、私にとって、ひとつの区切りの日となりました。
タイトルにもあるように、私が約1年かけて少しずつ手放した「二人目願望」への想いを書いてみようと思います。
去年の春くらいのこと。
40歳まで半年を切り、11月に受験を控えたなんとも悩ましい時期に、
「二人目あきらめないとなぁ…」と、これまで何度もリピートしてきたセリフが頭の中によぎりました。
二人目がほしいな、と思ってから、気づけば5年くらいたちました。
本当はどこかで、もう無理かなって思ってたんですけど、
でも、やっぱりもう一度赤ちゃんがほしいっていう気持ちも捨てられなくて、
ずっと持ち続けていたモヤモヤでした。
でも、その時は、今までのモヤモヤと少し違うような気がして、
何なんだろう…?と疑問に思いつつ、しばらく自分の気持ちを観察していました。
そして、ある時、はっと気づいたんです。
私、受験をあきらめたくないって思ってる。
今しか産めないとしても、赤ちゃんよりも受験したいって思ってる。って。
何にモヤモヤしていたか…
それは、
私が「40歳」をどこかで、妊娠の区切りにしていたための焦りがあると思い込んでいたこと、
そして、本当はもうすでに「赤ちゃんをあきらめる」という選択をしていたのに、
そんな自分に気づいていなかったために、「悩まなければいけない」と思い込んでいたこと
でした。
本当の自分が、もう赤ちゃんがこないことをわかってる。
そんなふうに思いました。
とはいえ、そこでスパッと気持ちが切り替わったわけではありません。
というか、
どこかでわかっていることは知りつつ、まだ赤ちゃんが来てくれるかも、という希望も持っていたかったんです。
それは、執着というよりは、
私の大切な気持ちとの別れを、静かに味わいたかったからだと思います。
何度も何度も、赤ちゃんが来てくれる妄想をしました。
でも、幸せなことに、
私は一人目(息子)の育児で、たくさんのことを学び、たくさん悩み、たくさん満たされ、
心のどこかに「やり切った感」があったんです。
だから、最後にはいつも、
「でも、息子を育てられることでもう十分満たされてるんだよな」っていう気づきにたどり着き、
二人目の赤ちゃんへの願いは、息子を授かったことへの感謝となって返って来るのでした。
そもそも、若い頃は子どもがほしいと思わない人間でした。
それが、もう一人ほしいとまで思うようになったのは息子が生まれてくれたからです。
それを繰り返すうちに、
二人目をあきらめることを少しずつ受け入れられるようになっていき、
気持ちの変化と共に、
捨てられずにいた赤ちゃんグッズを少しづつ手放していきました。
息子の影響で、ペンギン好きになりました♡
そして、最後に残ったベビーカー。
それは、息子が生まれた時に、
夫のご両親がプレゼントしてくれたものでした。
以前、この処分に反対していたのは、私より夫でした。
その理由は、きっといろいろあるのだろう、と私は理解しています。
だから、夫の気持ちが動くまで待とうと思っていました。
夫婦間でも二人目のことは何度か話し合いました。
なかなかできなくて、悲しい気持ちになったこともあったけど、
夫もやはり、息子の存在に満たされているところがあって。
それでも完全に二人目をあきらめられないのか…
その狭間にいるように、私からは見えました。
今日の朝、「もうベビーカー処分してもいいかな」と聞きました。
せかすつもりはありませんでした。
NOと言われたら置いておくつもりでした。
夫は、「いいんじゃない」と返しました。
なので今日、
たくさん思い出のつまったベビーカーを処分してきました。
もし二人目ができても、古くなりすぎていて、もうすでに赤ちゃんを乗せることはできなかったんだろうけど、
それを処分することは、私にとっても夫にとっても、一つの区切りだったんだと思いました。
もっとさみしくなるかと思ってけど、そうでもありませんでした。
もうすでに、気持ちは動いていたからなんだと思います。
この結論を受け入れることは、もっと未練があって、もっと切ないものだと思い込んでいましたが、案外そうでのなくて。
それは、前述の通り、息子の存在ということもありますし、
息子がいることで他の子どもたちと関われることもあると思います。
それから、今年は新たに、市の赤ちゃん検診の読み聞かせボランティアへの登録を検討していまして、今からワクワクしています
自分が産むことにこだわらず、自分のできる範囲で子どもに関わっていくことで、微力ながら、間接的に子育てに関わらせていただくことができる、と私は気づきました。
「二人目がほしい」という思いから、悲しくなったり苦しくなったりもしたけど、
そんな一見ネガティブな感情も、大切な私の一部だと否定せずに受け入れることで、とても愛しい時間を過ごすことができたように思います。
書くことで、改めていろんな感情を愛でることができました
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました
それでは〜