2020年春をもちまして、
KissBeeWESTを卒業させていただきます。
突然の発表で驚かせてしまって申し訳ございません。
この卒業という二文字を濃く考えるようになったのは
1年以上前からで。
私は幼い頃からアイドルに憧れていて、
KissBeeWESTに加入してからも夢は変わらず、
ただただ幸せな毎日を過ごしてきました。
KissBeeWESTのメンバーとして
いろんなことを経験させていただき、
このグループと共に生まれ一緒に成長してきて
悲しいことも嬉しいことも私の青春全てが
この場所にありました。
毎日をひたすらに過ごしていくうちにふと、
稗田智優としての夢・目標というものについて
考える時間が少しずつ増えてきて。
どんどん大人になっていく自分を見つめ直した時に、
私はもっと自分知らない世界を見てみたい。
という気持ちが大きくなりました。
14歳でアイドルという夢をみつけ叶えて、
そして今、20歳を迎えました。
グループとしても5周年を迎え、
今が私にとって人生のターニングポイントなんじゃないかな。
と思い今回卒業することを決めました。
もちろんこの決断に至るまで本当に
頭が痛くなるほど悩んで悩んで、
誰にも打ち明けられず、
1人でどうしようもない日も
たくさんあって。
私はリーダーとして初期メンバーとして、
まず、卒業なんて二文字は頭にもなかったですし、
そもそも私が選んではいけないものだとずっと考えていました。
やりたいことしてみたいことが見つかっても、
リーダーという立場が頭にちらついて
私が卒業するなんて考えちゃいけないんだ、
と自分に言い聞かせてきました。
だからこそ一年以上という長い間ずっと今日まで
自分自身、問い詰めながら向き合ってきました。
でも時間が過ぎるたびに
自分の中で抑えきれないほど
新しいことに挑戦したい気持ちが膨らんでいって、
その度に葛藤してきました。
そんな時に初めてメンバーにこの気持ちを
打ち明ける機会があって、
そのときにみんなから
「やりたいことやっていいんだよ」
「リーダーだから。なんてもう考えなくていいんだよ」
って言ってもらえたその瞬間に
私の中でずっと抱えてた大きな肩の荷が
スっと降りた気持ちになりました。
正直、結成当初からずっと下積み時代を
共にしてきた初期メンバーの2人がいなくなったあの日から、
弱音を吐くことも後ろ向きな気持ちになることにも
蓋をして生きてきました。
私が前を向かないと。
このグループを守らないと。
っていう気持ちでいっぱいで無理をしすぎて
体に負担がかかり、
ライブをお休みするようなときもありました。
それでもこのグループが大好きで
絶対に守りたくて。
ひたすら自分の気持ちに気付かないふりをして
突っ走ってきましたが、
メンバーの前で初めて自分の弱い部分を見せた時に
言ってもらえたその言葉がきっかけで。
今まで一人で抱え込んできた責任感も
これからはみんなに託していいんだなって思えた瞬間でした。
私はこの世界に入ってから初めて
自分から挑戦したいと思えることが見つかりました。
その一つめの挑戦がアイドルのプロデュース業です。
まだまだ私の野望はたくさんあって、
これからも私の挑戦は続きます。
KissBeeWESTと過ごしてきた日々を思い返すと、
寂しくてたまりません。
家族以上に一緒に過ごしてきた
私のもうひとつのファミリーであるKissBeeWEST。
この5年間は誰よりも幸せでしたし、
誰よりもKissBeeWESTが好きな自信があるし
その気持ちはこれからも変わりません。
卒業。
誰よりもこのグループを愛してきたからこそ、
ずっと言えなかった私の最初で最後のわがままです。
生きたいと思う道を歩ませて下さい。
これからのKissBeeWESTの未来は
今いるメンバーたちに託します。
私の想いも乗せて、
どうかもっともっと大きなグループになってください。
私は初期メンバーとして
1代目グループリーダーとして！
みんなの幸せをずっと願っています！
卒業公演の詳しい日程は
決まり次第お知らせさせていただきます。
KissBeeWEST
ちゆう．