3月の末。
年度末最後の土日は気温が高くなりそうだ。
このところ福島県の浜通りから南にばかり行っていたので、今日は北に進路を取る。
とは言っても、特にあては無い。
RnineTで太平洋の沿岸部を疾走る。
宮城県に入り、おしゃれなカフェでモーニングをいただく。
Hedgehogさんに教えてもらった海沿いの位置にバイクを停めると、自分のバイクを眺めながら、コーヒーを飲むことができる。
そのまま下道をさらに北上。
今年初めての登米市は若草稲荷神社へ。
到着時点の境内にはおいらのみだったが、しばらくするとバイク乗りが上がってくる。
更に宮司と奥様と話をしている間にもどんどん集まってくる。
4月の中旬に神社境内で行われる祭りの準備を、今週と来週で進めるとの事。
御師の皆様、お疲れ様でございます。
4月の中旬は各種イベントが盛りだくさんなので、さて参戦できるものか。
蕎麦屋からのコーヒーショップ。
おいらが入ったことで、人気の店内は満席。
窓越しにRnineTを眺めていると、次なるお客が駐車スペースに入ってくるのが見えたので、コーヒーカップの底の一口を飲み干して、早々に退店する。
キャンプ道具をパッキングしているので、どこかに泊まろうかなと検索するも、東北の3月は、まだキャンプシーズンには入っていない。
無料キャンプ場も水が出ないところが多い。
それではと、安定の長沼フートピアへ。
経営母体が変わったのかネーミングライツなのか“トヨテツの丘”言うロゴが後ろについた「長沼フートピアトヨテツの丘キャンプ場」。
受付を済ませていつものフリーサイト。
風が強い。
先客のキャンパーたちは、みんな風を防ぐ位置にテントを構えている。
この風の状態では吹きっさらしのところでは焚き火もできないと、隣のキャンパーに声をかけ、植栽で風を防ぐ位置に居場所を構える。
一晩の焚き火に使う小枝を拾いテントの脇に確保したところで、日本酒をやり始める。
夕刻になると風が止む。
落ち着いた夕暮れになってきた。
火を焚いて、質素なつまみを作る。
陽が落ちると、夜空には星々が輝く。
シュラフに入ると、一瞬、“ゴロゴロ”の後に“炸裂音のような音”が夜空に響く。
ロケットでも落ちたかと思うような凄まじい音だが、その後何の音も続かない。
Jアラート的な緊急事態かと、目を閉じたまま状況を伺う。
その後、小さな雨が降り出しタープを叩く。
おいおい、さっきの音は雷かと安堵し、雨音を聞きながら眠りに落ちる。
翌朝。
未明まで降っていた雨は、明るくなってきた頃には上がる。
朝に使おうと思っていた小枝は、タープの下に置いておいたおかげで濡れてはいない。
朝の焚き火で米を焚き、朝食をとる。
コーヒーを飲みながら撤収を進め、キャンプサイトを後にする。
下道上等で南下、帰途につく。
途中SNSをチェックすると、世のバイク乗りたちが疾走りまわっていることが確認できる。
さて、新年度!
今年になってから何度も春を感じていたが、いよいよ本物の春がやってきたナ。