うちのメンバーNaoがバイクを買い換えるとのこと。
これまでカワサキプラザで新車購入のための抽選をやるも全然当たらない。
随分な思案を繰り返し、随分な調査の結果として答えを出したのが、中古車両の購入となった。
10月最初の土日。
今日はその契約日とのことで同行する。
仙台で遅めの朝食をとって赤男爵へ。
契約車両はKawasaki Z900 RS。
この情報を聞きつけたMegも赤男爵に集合し、店長も交えてバイク談議とキャンプ談議で一盛り上がりする。
近々納車になるとの事。
誠におめでとうございます。
もちろん3台ともキャンプ道具をパッキングしての集合車両だ。
宮城県の国道4号を北上する。
HYODOショップやRIDE 189参加店のクラシックゲートを周り、KAMIFUJIに到着。
おいらが前回訪問した時点では、
“レストランの脇にキャンプ場を作る”
と言う話をしていたが、本日は本格運用が始まっている。
宿泊地を決めていなかったので、それならばと、ここをキャンプ地とする!とした。
予約でいっぱいだったが、飛び込み3人をギリ入れてくれた。
キャンプ場拡張の途中にも見える、一番奥のサイトを陣取る。
今日も陽の高いうちからヤリ始める。
格安で売られている極太薪を購入し、ブロックで囲まれたかまどで、久しぶりの直火での大きな焚き火ができた。
質素なキャンプ飯で夜を楽しむ。
宴の最中に草むらから光る目が覗く。
某有名番組でのコメントでは
“シカでした!”
だったが、ここに現れたのは
“タヌキでした!多分。”
山間部にあるキャンプ場だけに獣が出る。
宴の終焉、寝る前のいつものルーティーンで明日の朝食の準備をする。
米をといで鍋に蓋をして一晩中浸しておく。
おやすみ~と。
夜中シュラフに入ってからテントの外で、何やら
“カサカサ”
と音がする。
“何らかの小動物が来ているなぁ”
などと思いながら眠りに落ちる。
そして、翌朝。
テントのジッパーを開けると…、Megが何やら草むらでウロウロと探しものをしている。
ゴミ袋やら、水のタンクやらが草むらの方に飛んでいっていたようだ。
どうやら昨日の夜に獣が出てきて、獣の仕業と思われる荒らしがあったのか。
Megがそれらを回収しているところだ。
ゴミ袋を放置して寝たのは失敗だったなぁなどと思いながら、テーブルに目をやると、昨夜寝る前に準備した米の鍋がない。
周りに米も見当たらない。
鍋には蓋をして取っ手が付いている。
蓋はある程度の密閉性はあるが、ひっくり返せば蓋は取れて、米は撒き散らされているはずだ。
しかし鍋ごとなくなっている。
獣の仕業としても、鍋を移動させた方法がわからない。
二足歩行でとってを持って持ち帰ったとでも言うのか。
その証拠に一切米がこぼれていない。
これが不思議でしょうがない。
さらなる捜査を続けるとNaoが草むらの中から鍋を発見。
現場状況を抑えるからとカメラを向ける。
鍋も蓋もそのままだ。恐る恐る蓋を開けてみると、水はわずかな注ぎ口から出てなくなっているが、米は健在。
と、いうことは…?
タヌキのような獣は、米を目当てに鍋を蹴飛ばしながら、移動させてはみたものの、結果、蓋が開けられずに諦めた、と推理する。
いずれ、鍋も米も無事に戻り、改めて水を入れて炊飯。
無事朝食を食べることができた。
よかった、よかった。
テントサイト撤収の時点でMegとは別れ、おいらとNaoは遠回りして帰ることにする。
途中の大崎市のガソリンスタンド、鬼澤スタンドに寄って、先日のRIDE189のイベント成功の挨拶を交わし、そのまま宮城県を横断する。
久しぶりのただいまは登米市の若草稲荷神社。
イベントもない普通の日曜日なのに、大量のバイクが上がっている。
参拝して限定御刻印をゲット。
そして昼には、前回行った里山にある蕎麦屋へ。
山の中にポツンとある蕎麦屋さんは大盛況だ。
大もり板そばをいただく。
近くのカフェに行こうかと思案したが、今回はパスしてそのまま帰途につく。
パーキングで眠気がピークに達し、Naoと別れて、おいらだけ昼寝。
昼寝から起きて、コバルトラインによることもなくそのまま帰宅。
絶好のツーリング日和キャンプ日和。
ゆっくりとした時間を過ごすことができた。
10月あたまの土日キャンプツーリングこれにて完結。
最後に寄るかどうか迷ったコーヒーショップに行ったらブロガーさんに会えるかもなぁ、などと思ったり思わなかったりして…、行けば会えたかも。