迎えに行った学童から家までの道のりが息子大五郎(仮)のその日の出来事を聞く時間。




「大五郎(仮)〜、今日はどんな事があった?」


「きょうはねー、ごじかんめのじゅぎょうはこくごだったんだけど、〇〇せんせい(担任の先生)じゃなくてねー、⬜︎⬜︎せんせいがおしえてくれたよー。」


「へぇー、どんなこと勉強したの?」


「あのねー、⬜︎⬜︎せんせいはねー、せが たかかったよ!いつもぐあいわるくなると、ほけんしつに つれてってくれるおんなのせんせいだよー。」


「そうなんだねー!やさしい先生だねー。

で、5時間目の国語の授業はどんなこと勉強したの?」


「きょうねー、おひるやすみはみんなで ふやしおにしたよ!!」


あれ?おかしいな。私、国語の授業の内容聞いたよね…?


「え?そうなんだ!!楽しそう!!大五郎(仮)、鬼だった?」


「おにじゃなかったけど、つかまっておにになった。Gくん、つかまえたよ!あとねー、Mくんがころんじゃって、ほけんしつ、いったよ。」


「そっかぁ💦怪我は大丈夫だったのかな?」


「うん、ほけんしつにあるまんがよんでたって。だいじょうぶだって。」


「そっかー、よかったねー。

それで、5時間目の国語の授業は何を勉強したの?」


「大五郎(仮)はねー、ほけんがかりだよ。」


だから国語の授業内容は?


「あ、うん、知ってるよ?この間教えてくれたよね?それで、5時間目の国語の授業の内容は?」


「ほけんがかりはねー、ぐあいわるくなったひとをほけんしつにつれてくんだよ。」


そして湧き上がるとある疑惑。

さてはあなた…、

授業の記憶がないな?


「あ、そうなんだ。じゃあ、今日転んじゃったM君は連れていったの?」


「つれてってないよ?かってにはつれていけない。」


「そんなんだね。で、今日の5時間目の国語は何を勉強したの?」


私は負けない。


「…………。

きょうはねー、としょのひ でねー、


濃厚になる授業記憶喪失説。


これかりたよ?

え、これ?

夜怖くて1人でトイレにも行けないあなたが!?

………心の底から沸き起こるなんで?

もう5時間目の国語の内容より断然気になるなんで案件。


「え?なんで?なんでこれ借りようと思ったの!?なんでなんで?」


「よのなかにはいろんなものがたりがあるんだよ。おもしろそうだとおもって。」


「へ、へぇ……」


……なるほど……え?なんで?


こうして今日も私はやっぱり大五郎(仮)から授業の内容を聞くことは出来ませんでした。