・競争戦略とは、自社が競合他社との違いを打ち出すことである

・競争戦略を考える上でまずは、以下の競争環境を分析する必要がある

 ①5つの競争要因

 ②戦略グループ

・競争環境を分析したら実際に以下の戦略を考える

 ③3つの基本戦略

 ④競争地位別戦略


1.競争環境の分析

5つの競争要因

・基本的には環境分析を行い、分析結果を基に対処方法を考える

(1)新規参入者の脅威

・参入障壁を高くして新規参入させにくい状況をつくること

・方法はいくつかあるようですが、代表的な例として、先に製品を世に出すことで、新規参入しにくい状況になりやすいと思う

AppleiPhoneが思い浮かぶかな

iPhoneからAndroidにはなかなか乗り換えしにくいと思う

(2)売り手(供給業者)の交渉力

・供給業者が独自性のある資源を持ってたり、取引先(供給業者)が少ないと、売り手のパワーが強くなり、脅威となる

・なので、供給業者の資源に代わるものを開発するのが一つの手かと思われる

(3)買い手の交渉力

・売り手側の製品が他社と同質化させており、価格競争となる場合は脅威となる

・独自性のある製品を開発して買い手に自社のことを重要な取引先と認識させることだと思う

(4)代替え品の脅威

・同じ顧客ニーズで価格面でも品質面でも良い他の製品が他社に開発されると脅威となる

・同じ顧客ニーズで他の製品が開発されそうか常に見ておく必要がありそう

(5)既存企業同士のポジショニング争い

・同業他社が多い場合や市場成長が望めない場合等、競争激化する要因はいくつか存在する

・やはり差別化は必要なのだろうか...


②戦略グループ

(1)戦略グループとは

・同一の業界内において、類似の戦略を採用している企業グループ

イメージは(3)参照

(2)移動障壁

・同一業界内における戦略グループ間の参入障壁のことである

・一般的にある戦略グループから別の戦略グループへの移動は困難である

つまり戦略グループ内で競争激化になりやすい

(3)戦略グループのイメージ※製薬業界を例とする

・研究開発型メーカーグループ

 ・アステラス製薬、第一三共等

・後発品メーカーグループ(ジェネリック)

 ・沢井製薬、東和薬品等

・商業的メーカーグループ

 ・大塚製薬、大正製薬等


2.競争戦略の戦略例

3つの基本戦略

(1)コスト・リーダーシップ戦略

・競合他社よりも低コストで製品やサービスを提供して優位性を獲得する戦略である

(2)差別化戦略

・競合他社に対して製品やサービスに独自性を提供して優位性を獲得する戦略である

(3)集中戦略

・特定の顧客にターゲットを絞り込んで製薬やサービスを提供して優位性を獲得する戦略である


④競争地位別戦略

・相対的経営資源の質と量により、以下(1)(4)のポジションに分類する

(1)リーダー

・質:高、量:

・市場を大きくしよう

・チャレンジャーの模倣をして差別化を無効化しよう

・安易な低価格化はしないこと

・市場シェアは取りすぎないように

(2)チャレンジャー

・質:低、量:

・リーダーとの差別化を図ろう

(3)フォロワー

・質:低、量:

・リーダーやチャレンジャーの迅速な模倣をしよう

(4)ニッチャー

・質:高、量:

・特定市場でのNo1を目指そう


以上