生産管理は、どうやって品質(Q)・原価(C)・数量および納期(D)を満足させるのかを考える学問とイメージしております。


今回は経営陣の立場の観点で考えてみました。

生産管理と若干論点がずれてたらゴメンなさい。


まずはドメイン理論で考えてみたいと思います。


1.標的顧客

・中小製造業なので基本的に下請けで考えてみます。

・その場合、標的顧客は親企業になるのでしょうね。

・親企業の先の本当の顧客が見えると理想的なのですが。。。


2.顧客機能(顧客ニーズ)

・一般的に、品質(Q)・原価(C)・数量および納期(D)を満たすことと考えています。


3.経営資源

顧客ニーズを満たすためにどう経営資源を活用するのかを意識する。

・人

・機械・設備

・原材料

・生産方法

・金


ドメイン理論を考えてみましたが、ドメイン理論を考えるにあたり、前提として次のことを意識する必要があると思います。


4.経営目標

・短期的目標と長期的目標で考える必要がある。

①短期的目標

・基本的に生産リードタイムの短縮を目標とする。

・世の中の流れは多品種少量生産が中心と感じている。

・小ロット・短納期の要請に応えたい。

②長期的目標※

・基本的に高付加価値化を目標とする。

・独自技術を活かしたい。

・短期的目標で得た強み(生産リードタイムの短縮)を活かしたい。

・価格競争の回避や親企業への依存度の低下が実現すると良いなぁ。。。


5.SWOT分析(外部環境・内部環境)

①品質面

・勉強不足ですみません。見つかりませんでした。

②原価面

・親企業の海外生産シフトによるコストダウンの要請

③数量および納期面

・多品種少量化や短納期化の必要性

④人・生産方法

・従業員の高齢化:情報化の推進、技能承継が課題

⑤その他

・親企業の内製化の影響:取引先が契約切れに

・親企業の不況:皺寄せが自社に来る


経営目標を設定し、SWOT分析を行い、ドメインを決めたら、全体戦略を考えるのはいかがでしょうか。


6.全体戦略

①メッシュ化

・多くの取引先と良好な関係を構築する

②成長戦略を考えてみる

・ドメインで設定した標的顧客(市場)や顧客ニーズ(顧客ニーズに合うような製品)からアンゾフの成長ベクトル論で方向性を考えてみる

OEM生産

・下請企業や生産技術に長けている企業の場合、OEM生産のメリットを活用してみる。

④内作と外作

・材料や部品を自社で生産するか他社にお願いするかを考えてみる。

・メリットとデメリットを意識して考えてみる。


今回はこんな感じです。

次回は、実際に作業する人や工場長の観点で考えてみたいと思います。