●生産管理は、どうやって品質(Q)・原価(C)・数量および納期(D)を満足させるのかを考える学問とイメージしております。
●今回は経営陣の立場の観点で考えてみました。
※生産管理と若干論点がずれてたらゴメンなさい。
●まずはドメイン理論で考えてみたいと思います。
1.標的顧客
・中小製造業なので基本的に下請けで考えてみます。
・その場合、標的顧客は親企業になるのでしょうね。
・親企業の先の本当の顧客が見えると理想的なのですが。。。
2.顧客機能(顧客ニーズ)
・一般的に、品質(Q)・原価(C)・数量および納期(D)を満たすことと考えています。
3.経営資源
※顧客ニーズを満たすためにどう経営資源を活用するのかを意識する。
・人
・機械・設備
・原材料
・生産方法
・金
●ドメイン理論を考えてみましたが、ドメイン理論を考えるにあたり、前提として次のことを意識する必要があると思います。
4.経営目標
・短期的目標と長期的目標で考える必要がある。
①短期的目標
・基本的に生産リードタイムの短縮を目標とする。
・世の中の流れは多品種少量生産が中心と感じている。
・小ロット・短納期の要請に応えたい。
②長期的目標※
・基本的に高付加価値化を目標とする。
・独自技術を活かしたい。
・短期的目標で得た強み(生産リードタイムの短縮)を活かしたい。
・価格競争の回避や親企業への依存度の低下が実現すると良いなぁ。。。
5.SWOT分析(外部環境・内部環境)
①品質面
・勉強不足ですみません。見つかりませんでした。
②原価面
・親企業の海外生産シフトによるコストダウンの要請
③数量および納期面
・多品種少量化や短納期化の必要性
④人・生産方法
・従業員の高齢化:情報化の推進、技能承継が課題
⑤その他
・親企業の内製化の影響:取引先が契約切れに…
・親企業の不況:皺寄せが自社に来る…
●経営目標を設定し、SWOT分析を行い、ドメインを決めたら、全体戦略を考えるのはいかがでしょうか。
6.全体戦略
①メッシュ化
・多くの取引先と良好な関係を構築する
②成長戦略を考えてみる
・ドメインで設定した標的顧客(市場)や顧客ニーズ(顧客ニーズに合うような製品)からアンゾフの成長ベクトル論で方向性を考えてみる
③OEM生産
・下請企業や生産技術に長けている企業の場合、OEM生産のメリットを活用してみる。
④内作と外作
・材料や部品を自社で生産するか他社にお願いするかを考えてみる。
・メリットとデメリットを意識して考えてみる。
今回はこんな感じです。
次回は、実際に作業する人や工場長の観点で考えてみたいと思います。