“DVD駄話Z”(60)『アウト&アウト』 | タンシューのノーガード☆キネマ

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大トロ、中トロよりも赤身がスキです。


オレは遠藤憲一という役者が大スキである。



どれだけスキなのかというと?



犬は喜び庭かけまわり、猫はこたつで丸くなる、くらい当たり前にスキなのである。



そんな彼の主演作とあらば、是が非でも観たくなるというのが義理人情を通り越し、背中にまとい付く陰りは漢という名の物語ってなもんでしょ?(・・?)ワカンネーヨ



そりゃあもう、新天地のTSUTAYAへ馳せ参じたワケだがいかんせん、店内は蒲田のソレとは違い狭いものの、商品の陳列をまだ把握しきれてがゆえ検索機へ………


慣れぬ手つきで検索して、と………




ぬなっ!?



〈取り扱いなし〉ですとっ!!



ならば〈店頭にない商品はお取り寄せできます〉とのコトなので、それに甘えよう………




んがっ!?



〈お取り寄せ在庫なし〉ですとーぅ!!



うーむ………なんて困ったタヌキである。



かくなる上は、切り札を切るしかない………




休日、片道3時間かけて蒲田へ舞い戻り、借りてやりましたよ、ええ。



その実、借りれたからいーものの在庫が1本しかなかったため、もし貸出中だったりしたら、いったい何のためにワザワザ戻ったのやら………是、幸( ´∀`)ヨカッター



そして、部屋へ帰る⇨観賞⇨返却⇨千葉へ戻る、といったまさに華麗という言葉しか出ない弾丸ツアーを決行し、観た今作の出来や如何に?  てなとこで駄話いってみっか!!






その実〈9月の出張終わりor忘れたフリしてスルーしちゃおっかな!?〉なんて日和ったりもしたんだが結果「観といてスッゲー良かったZO!!♪(´ε` )ヒューヒューダヨ



まさに〈毒食らわば皿まで〉といったとこですな(⇦全然違う気がするYO!!口笛



どんな話かというと………



ジャンルとしてはクライムサスペンス。



ワケあり小学2年生の栞と2人で探偵事務所を営む元ヤクザ・矢能の元に1本の依頼の電話が入る。


矢能は指定された場所へ向かうが、依頼人はすでに拳銃で撃たれ、死体となっており、矢能が容疑者にされかねない状況が作り上げられていたからさあ大変!!



矢能はすぐさま対処しようとするが、事態は思いもよらぬ方向へと………ってな感じの話でしたよ、ハイ。



まあ〈東映Vシネマチックな低予算感〉がアリアリなのは否めませんよ。



だがしかし〈元ヤクザの幹部の子連れ探偵〉という矢能のユニークな設定は大スキだし、劇中で起こる数々の事件はそれなりにヒドくて好みでもあるし、登場人物の軽妙な会話のやりとりも愉快だったし、殺し屋の正体が〈若き空手家〉で彼の淡く切ないにもほどがありすぎる青春恋愛要素がサクッと描かれているのも素晴らしかった。



そこまでの数々の出来事=事件の展開の要素をひとつなぎにして〈人の道を外れた外道を罠にハメる〉というラストも爽快の一言。



なんといっても、主演の遠藤憲一がサラッとアウトローを演じるカッコ良さが全編に溢れ出していてオレは「こんな遠憲サンが見たかった!!ψ(`∇´)ψウォーーー!!」と、威風堂々、仁王立ちになり、右手は腰、左手には缶ビールを持ち、胸を大きく張り、夕日に向かって半裸で雄叫びを上げましたと、さ(⇦なんだソレ!?ガーン



事件をすべて解決した後、矢能が栞に「俺の子供になるか?」って、聞くやりとりにホッコリしつつも目から汗が出ちゃったりなんかして………(/ _ ; )ミテヨカッタ  この2人のやりとりなら永遠もしくは無限でも観ていられるヘンな自信がある。



まさに、どストライク!!!!



是非、是非、是非シリーズ化して頂きたいし〈このぐらいの作品〉がコンスタンスに産み出されてほしいなぁ〜と、今年の七夕の短冊に書き込む所存ヽ(´▽`)/コレデキマリダ☆



たがしかし、無念なのが今作にはメイキングやら完成披露試写会と初日公開舞台挨拶等々軽く1時間は超える特典映像が付いていて、それが帰りの高速バスの都合上、見られずじまいで返すハメになってしまったのだけが唯一の心残り&背中にまとい付く陰りは漢という名の物語ヽ(´o`;ダカラワカンネーッテバ



よって「買っちゃいますよ!!爆笑」って、なるのが温情であるからして早速、某〈AからZ〉での購入を試みるも………


ん?



よくよく考えてみると、蒲田へ戻った際の往復運賃が¥3932也



で、このDVDは¥3918で差額がたったの¥14ってこたぁ、蒲田になんざ戻らずにはじめから素直に買っときゃよかったっちゅー話なんぢゃねガーンガーンガーン!?



あゝ、無情………てなところで『アウト&アウト』の駄話はここまで。