農業シェアリングのアルミ架台の課題

 

構造耐力を優先すると農業の行いづらいものになってしまうし、農業を優先すれば構造体力に不安が出てくる架台に

なってしまうし、痛し痒しの状態です。

例えばスパンを4m×4mぐらいに設定すると、杭にかかる抵抗を検証すると引き抜きでも2t弱が必要になりますし、柱の高さに対する座屈問題もあります、また、地盤のN値も畑や田んぼだと構造計算では成立ち難いと思われます。

また、農業シェアリング下での耕作物(種類)に関しては専門家に任せるとして、最近では大型の農業シェアリングも増えて来ており、事故に繋がりそうな案件も多々見受けられます。

何はともあれ、やはり問題は上部の部分より基礎廻と柱状形状の問題かと思われます、いくら梁や火打梁で補強しても柱部分がダメージを受けたら倒壊します、やはり柱材の検証も必要だと思います。

できれば、出来るだけ事故の要因は取り除き、安全な営農が出来るように架台の供給側としての責任を持ち設計しています。

また、今後はスクリュー杭では無くコンクリート杭での検証を始めました、農地への使用面積に関しても、スクリュー杭と同等の使用面積になるように6m×6mのスパンができれば、下部にビニールハウスも設置可能で汎用性も出てくるのではと思われます、また、雨だれ問題に関しても只今検証中です。

この農業シェアリングはできるだけコーナー部分の補強を加え、沈下防止耐力を

持たせるように各セクション毎のコーナー部分に壁構造を加えました、全く揺れません。

 

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