1970年公開のイタリア、フランス、ロシア合作の映画です。
このたび限定上映されるというので観に行きたいなあと思っています。
テレビで何度も観ましたが、そのたびに感動します。
以下、ネタばれあります。長いです。
イタリアで結婚して幸せに暮らしていたジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。第二次大戦下、アントニオはロシアの最前線に送られてしまいます。
終戦後、帰らない夫を探してジョバンナは単身ロシアへ行きますが何の手がかりもなく。
広大なひまわり畑の向こうで、やっとアントニオを探しあてます。
アントニオは仕事に出かけていて留守で、そこにいたのは美しいロシア女性と可愛い女の子でした。
彼はロシアで結婚していたのでした。
このロシアの女性マーシャを演じていたのが、リュドミラ・サベリエーワという人です。
この人はロシアのバレリーナで、ほっそりしていて可憐で、ほんとうにうつくしい人なんです。
ジョバンナ役のソフィア・ローレンが大柄でセクシーで迫力のあるタイプなので対照的です。
マーシャの方が儚げでかわいそうにも見えてきますが、相手の女性がこんな人でジョバンナの悲しみがさらに強調されていると思います。
最後にジョバンナは汽車に飛び乗ります。
何度観ても泣けるシーンです。
音楽はヘンリー・マンシーニで、これも素晴らしいです。