まだサラリーマンだった頃のゴキゲンな私と人生の師匠。
会社を辞めようと思ったら考える事、たくさんありますが、私が一番大切だと思うことを書きます。
サラリーマンを辞めるとどうなるか。
給料日がなくなります。
あたりまえですね。
私の先輩たちからも「独立して半年がしんどいんだよ」ということも聞いてました。
まあ実際その通りですね。
何をどうしたら良いか、全て手探りで、すぐにお金になることなんてほとんど無いし、うまくいかない事の方が多いから。
もう、「好きなことをやっている」というただ一点が無ければ鬱になっちゃうくらい(笑)。
その苦労も楽しんでやれる自信が無いなら独立はやめておいた方が良いと思います。
好きなことに全力投球できるというのは、楽では無いけどめっちゃ楽しい、ということを自信を持って言えるかどうかですね。
まあ最初に苦労するのはみんなある程度想像つくので、収入が途絶える(減る)事を想定して独立する前に貯金をしておく、となると思います。
もちろん、運転資金や先行投資に使えるお金が必要なのは言うまでも無いので、これは必要なことです。
でも、私が今振り返ってみて、会社を辞めるまでに貯めておいたもので、貯金なんかよりもずっとずっと役にたったものがあります。
そして、貯金がないから独立はできない、とうことも全然無いので、その事を書きます。
私なんか貯金100万円くらいでしたから。
借り入れも基本していません。
(独立後、車買うために金利が安い政策金融公庫から借りただけ)
でも、貯まってたんです。
使っても減らないもの、いやむしろ使えば使うほど増えていくもの、なーんだ?(笑)
1,何よりも貯めておくべきもの
それは、
信用
です。
ありきたりですみませんが(^_^;)、具体的にこれをどうやって貯めるか、そしてそれがどの様に役に立ったか、それを書きます。
これ、普段から(会社を辞める前から)意識して行動するかどうかはすごく重要です。
私の場合は、学生時代の先輩や社会人になってからの最初の上司、周囲の人たちに恵まれていたので、厳しく教えてもらえた事もあり、かなり意識していたと思います。
人との付き合いの中で、自分で絶対に譲れないルールを作って行動していました。
そのことが一時期、人間関係のストレスにもなっていたんですが、結果的にはものすごく大切なもの、何者にも変えられない「信用」を得られたことが今に繋がっています。
2,信用とは何か(商売との関係)
いくつか思うことありますが、こんな風に考えています。
私が「信用できる人」に対して思うコトです。
・この人の言うことは信じられる(ウソは言わない)
・応援したい、と思う
・自分のためにしてくれたので、何かしてあげたい
・時間や約束は守ってくれる
・お金に汚くない
・人のために行動している
こんなところですね。
つまり、何かやろうとしても、これ(信用)がなければ何もできないんです。
自分が周囲からどの様に見られているか、冷静に考えてみる必要があります。
商売と信用の関係についてちょっと考えてみました。
商売とは人との関係です。
何かを提供してお金を受け取るので、お金を払ってくれる「人」がいなければ成立しません。
つまりお客さん。
お客さんと良い関係を築いていくには、自分がお金を払う時に何となくではなく、常に「何故これにお金を払うのか」をよく考える習慣を持つと良いです。
高額商品だと特に、迷って迷って・・・・最後に何か決め手があって買った。
という経験があると思います。
その時に、何故迷っているのか、何故欲しいと思うのか、最後に決断してお金を払ったのはなぜか、よく考えて、書き出して見ると良いです。
売るためには買う人の心理をよく知る必要がありますが、それは自分が買う時の心理から学ぶのが一番簡単で確実です。
売る側の気持ちなんて関係なくて、買う側の気持ちを理解しないと販売戦略なんて立てられません。
作り手の思い、売る側の思い、そんなものは買う人にとっては何の関係も無いですから。
ちなみに私はiphoneXSを買う時、相当迷いました。
会社を辞めた直後で、お金の不安MAXの時ですね(笑)。
退職金100万のうちの10万をスマホに使って良いものか(^_^;)。
入ってくるアテが無いのにお金を使うのは怖いんですが、結果的に買いました。
せっかくそんな経験をしたんだから、その時の心理をきちんと理解しておくと、自分が売るときに悩んでいる人にどうアプローチすれば良いかがわかります。
意外とちょっとしたことが最後のひと押しになっていることもあります。私がiphone買う決断したのもそうでした。
3、信用を貯めるには
信用の貯め方は、みんな幼稚園の先生から教えてもらってます。
信用を貯めるのはとても簡単です。
子供の頃に教えられた事をちゃんとやれば良いだけ。
・時間を守る
・約束を守る
・挨拶と返事を明るく大きな声で言う
・「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと言う
もうちょっと付け加えると、
・見返りを求めずに相手に与える
・常に相手の立場で考える
・相手が困っている時に助ける
・頼まれたら相手の予測を上回るくらいやる
これも難しいことではありませんね。
ただひたすら、愚直に続けていく以外に方法はありません。
でも信用を得るためには長い時間がかかります。
そして長い時間かけて積み重ねた信用を失うのは一瞬です。
見返りを求めずに自分の時間やお金を誰かのために、自分ができる範囲でやってきたこと、それで得られた信用が今の私の財産です。
プライベートの約束でも絶対に時間に遅れないように、約束の時間の30分前には着くように行くのが習慣でした。
約束は守ります。
でもどうしても迷惑をかけてしまうこともあります。
その時はちゃんと謝ります。
そしてそのことを憶えておいて、次に何かお返しできることを探します。
誰かが困っている時や頼られた時は自分が役に立つチャンス。
つまり信用貯金を貯めるチャンスです。
人に与えたことは何倍にもなって帰ってきます。
それがすぐじゃなくても。
そうしたら、また他の誰かにそれを与える。
心豊かに、幸せに生きている人を見て気がついたのはその事。
尊敬できる人や幸せそうな人のそばに言って、よく観察したり、話を聞くと良いですね。
4、信用の大きさを実感した言葉
私が個人的に、信用の大きさを実感した出来事がありました。
これがあれば何だってできる、って思いました。
人生の師匠と思っている、中村文昭さんに言われた言葉です。
年間300講演以上、もう10年以上続けている有名な方で、芸能界やスポーツ選手にもファンが多く、阪神の矢野監督からもしょっちゅう相談の電話がくるそうです。
人脈の広さで言えば日本でも有数の方ではないでしょうか。
私も講演を聞いて大ファンになり、文昭さんを招いての講演会や勉強会に参加するのはもちろん、自分で主催したり、いろいろやってきたんですね。
そのつながりで仲間も全国にできました。
で、昨年、地元で主催した講演会の打ち上げでみんなで話していた時の事です。
「そうか、独立するんか。ま、まずは思ったようにやってみればいい。おもろいことしか起こらんから。でも、ホントに困ったらすぐに連絡してな。その時に必要な人と必ず繋いであげるから」
嬉しかったですね。
でも本当に感動したのはその後。
一緒にいた方が、こう言ったんです。
「そんな有名な方が、この一人のために何故そこまで言えるんですか?」
その後の文昭さんの言葉がこれでした。
「うん、付き合いが長いのもあるけど、オレは首藤さんが他のみんなのためにやってきたこと、ちゃんと見てるし、首藤さんが困った時に立ち上がる人の顔、何人もすぐに思い浮かぶ。俺もその中のひとり、っていうだけだよ」
泣きました(笑)。
でもその時に、自分がやってきたことが間違ってなかったと思ったし、何よりも大切な財産をたくさん持ってる、って思ったんです。
しかも、レバレッジ効果を効かせることができる最強のツールでもあります。
悪用禁止のツール(笑)。
レバレッジ効果とは、
1個作って1個売る、を1個作って100個売る、に変えられるってこと。
これはまた次の記事で書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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