これまで趣味に関する事しか書いていなかったブログだったが、ここで初めて仕事の事を書いてみようと思い立ったので書く。
現在の仕事に就いてから約20年、今でも楽しいし、非常にやりがいのある仕事だと思う。
業界に入り、職場を変わりながら5年程で管理職を任された時は信念だけしか持っていなかった。
そこで人間関係に揉まれ、周囲の人に助けられ支えられた。
その中で、人間関係を円滑にするにはどうしたら良いか、皆が働きやすい職場とは何なのか、自分に出来ることは何なのか、良いサービスを提供するには何が必要なのか、模索しながら仕事に取り組んだ。
人間関係を円滑にする為と自分のスキルアップの為に心理学を学び、子育て層や若者層、様々なスタッフの休みが希望通り取れるように調整したことで離職率が極端に下がり、責任は自分が取るからやりたいようにやったら良いと、抜くとこは抜いて、やる時はやる。ある程度メリハリをつけて皆が楽しめるような環境を自分なりに作ったつもり。
結果、サービスの質も上がり、数字も伸びた。
この時、業界にいた期間で一番仕事が充実していた。
でも、気が付いた。結局良いスタッフに恵まれていたから休みの調整も上手いことできていたし、人間関係を円滑にしようと努力してくれていたスタッフも多く居た。もちろん、良いサービスを提供する為に勉強熱心なスタッフも多かったし、自分の事を理解してくれていたスタッフも多かった。
数字が伸びたのは自分の力ではなく、周りで支えてくれた人達が凄かったんだと。
中身が充実すれば自然と数字は伸びる。多分、自分以外は誰も数字を伸ばそうなんて考えてなかった。ただただスタッフが真摯に取り組んだ結果が自然と数字に現れただけ。数字を伸ばすことだけに着目すると、多分誰も付いてこないだろう。
このままではいかん。
自分ももっと色んな経験を積みたいと思い、部署異動を志願し、受理されたと思いきや、異動直前に突然首を切られた。
その時はただただ悔しかったが、今では辞めて良かったとしか思えん。
やはり上に立つ人間の器以上に会社は大きくならない。
その後、拾ってもらったのが今の職場。
第1印象はとにかく福利厚生が充実しまくっている。
休みが異常に多いし、基本給も同業種他企業より確実に高いし、定期昇給もある。
黙って働くには言うことのない会社だと思う。
でも、今年6月1日で退職する。
特に会社が悪いってことはない。黙ってても昇給はあるし、休みも多いから趣味に費やす時間も多く取れる。基本給は業界内では良い方だからボーナスもそこそこ。
一緒に働くスタッフ達は前の職場同様、良い人に恵まれた結果、ここでも数字は伸ばすことができた。いつも気遣ってくれるスタッフに感謝しかない。
じゃぁ何故辞めるのか。
理由は2つ。
1.これまで、仕事に対して情熱を持ちながらポジティブに頑張る連中が周りに多く居た。現在の職場でもそういう人はいるが、完全に感性が合う人間は2人しか居ない。やはり前の職場環境を超える環境は今後も無いだろう。そこへの喪失感と業界に於いてやりきった感がある。
2.ここ数年、自分が部署の前線に立って引っ張るという形で居ると、自分の視野が狭くなっているんじゃないか、という感覚が出てきた。自分のやり方が正しいと思い込んでいないか。凝り固まった物の見方しか出来ないようなオッサンにはなりたくない。そろそろ若い世代を下から支えるポジションもやってみたい。全く違う職業に就くことが見方を変えるきっかけとなり、また違う見解が生まれるのではないかと思っていた。
その時、次の仕事の話が舞い込んできた。
話が来た時、ほぼ迷うことなく業界を離れることを決めた。
なぜなら先に上げた2つの理由以外にもう1つ、とても大切な事があったから。
それは、次に働く会社の代表は年下なのだが自分がこれまで会ってきた人間の中でも指折りの好印象を持った人物だったから。
この人なら間違いない。
この人を支えてみたい。
一緒に仕事をしたらどうなるんだろう。
そう思わせる、ワクワクさせる人物だった。
もちろん、業界内でも面白い人間は居る。タイミングさえ合えば業界内での転職もあったかも知れん。
今回の転職は話が来たタイミング、その他諸々全てが噛み合った。
大きな変化がある時、特に前へ進む時、人は様々な物を手放さなければならない。
人間関係、趣味、その他諸々。
信頼する人だけにはグチグチ言う。
肉体改造を試みて筋トレしたら大胸筋に左右差があって気持ち悪い。
2年間髪を剃っていたら髪が生えてくるか不安。
そんな自分とは決別ぢゃ
休みが多く、仕事は楽で年収普通。超安定型
そんなん俺の柄じゃねぇーってば
まだ40代前半?半ばか
今は休んで遊ぶんじゃなくて、これまで楽してたんだからその分しっかり働こーぜ
実際、次の仕事の準備に費やす時間は充実している。この年齢になって初めての職種、営業から中身まで全て自分等で話し合いながら手探りでこなすのが全く苦じゃないむしろ楽しい
だって誰も足を引っ張らないんだもの。1つの目標(山頂)に向かって進み始めた仕事仲間、ルート(考え方)は違えど、行き着く先(目標)は一緒(山頂)なのよ
同じ目標が見える人達と仕事をすると、自然と周りにも同じ志を持った人間が集まってくる
まさに類友
言い方を変えればこれが引き寄せの法則なのか
いやー、あんまり真面目なことを話すのは得意じゃないんですがね、覚え書きですよ
何年後か、見直したときに
あー、こんな事あったなーってね
何をやるか。も大切だけど、
誰とやるか。の方が大切よ。
結局中身を充実させるのは人だから。
時々頭おかしいって言われるし、そんな人間の考えだから真に受けんほうがええと思うけど
この歳から転職なんて馬鹿だと言われる事もある
でも、それがアナタらしいともよく言われる
安定がなんぼのもんじゃー
不安定乗り越える方がおもろいやろー
乗り越えた先にある未来は決してお金では買えないものだと思うよ
次の仕事は釣りとは切っても切れない業種
それ即ち、、、
鮮魚店。
遂に趣味と仕事が合致する時が来た
美味しいお魚、お届けします