始めに、CDを買ってくれた皆様ありがとう!!
まだ手にしていない方もこのブログを読んで想像して下さい…
そして買って下さい!!(笑)
Track_1 【epoch】
この曲の全般をアコースティックギターの指弾きとライトハンドタッピングと言う奏法で弾いています。
コードの響きと残響を活かした浮遊感、そこへライトハンドのハーモニクスを絡ませてきらびやかさとパーカッシヴな雰囲気を演出しています。
間奏からはシンセティックでスペイシーなエッセンスも少し加わり、包み込むように彩られた色濃い世界観が特徴的な楽曲になっています。
歌詞について簡潔に言うと、新たなる挑戦の意。
こっちの世界に入ってこい…的なことです。
主線のメロディーに絡むフックを効かせたハモリも地味に必聴です(笑)
Track_2 【Live in a world of FANTASY】
まず曲の初っ端からのギターに耳が行くこと間違いないと思われます。
この曲も同じくアコースティックギターを使用。コードストローク以外の曲の大半部分はスラップ奏法で弾いています。特にギタリストは喰いつく可能性大のハジキ倒す必聴リフレインです(笑)
シンプルなドラム3点のシーケンスとスラップギターによるシビアでタイトなグルーヴとは対照的にファンキーでポップなメロディと、どこか気怠い感じの緩さが印象的な仕上がりになっています。
各所で現れるストリングスも勿論僕が弾いています。
メロディの作り方にも仕掛けがあって…マイナーキーとメジャーキーの共存、とでも言いましょうか。それがあって気怠い空気感を出せているんだなと、なんとなく分かってもらえたらOKです(笑)
歌詞は、現実と空想とその狭間の、近くて遠い世界を、少しブッ飛んだ僕が唄っている感じです。
サビは広がりが爽快にとても前向きです(笑)空想の世界に生きている、と唄ってるので。
この曲もこだわりと仕掛けの多い一曲ですが、聴いたらなんかワクワクするような気持ちになるんじゃないかと思います。
Track_3 【Selene&Tellus】
Twitterでも少し書きましたが、この曲は本能的に感じるまま溢れ湧き出た曲です。
セレン(Selene)は月を意味し、テルル(Tellus)は地球を意味します。
初秋、下弦の夜の神妙なお話しで、芸術性のとても高い曲に仕上がっています。
この曲の冒頭から虫の音が聞こえてきますが、これは実際にサンプリングされた音です(自然の音)。
そしてこれもアコースティックギターを奏でていますが、この曲はかなり特殊な作曲方法をしていて、まずギターのチューニングが何なのか、曲のキーが何なのかわからないまま創りきっています。今も分かっていません。
要するに相対音感で僕が気持ちいいと感じたチューニングに施しフレーズを奏で、唄っているんです。
なのでめちゃめちゃ調べてまた特殊なチューニングをしなければ二度と弾けません(笑)
ギターのプレイに関しては、特殊変則チューニングなだけに弦のテンションが独特で、弾いた瞬間に“琴”がイメージされ、自ずと“和”なテイストに仕上がっています。
この曲のギターの99%をハーモニクス奏法のアルペジオで弾いています。
そして途中からバックに出てくるパーカッションのリズム。これもギターで演っています。
ちなみにこないだのライヴでも演ってたパーカッシヴなドラえもんがそんな感じです(笑)
以上。
全曲解説がこれほど大変な事とは思いませんでした…汗
さてCDを聴いて下さった皆さんはどんな印象だったんでしょうか?
へぇ~そんな事してたんだぁ、とか、なんか面白い~♪とか思ってもらえたら本望です。
そもそも解説するってナンセンスだとも思いますけど、こうして書いてると大変だけど嫌な気持ちにはならないので、やってみてもアリかなと思えました。
新たな発見を楽しみにまた聴いてみると世界がきっと豊かになる!!
プチ情報…
実は地味に、僕のまわりの身近なミュージシャン達にこの度のCDを聴かせて回っているんですが(笑)
ダントツの一番人気がSelene&Tellusでした。意外だ!!
でも、ありがとう!!
秀-SHU-