5月11日、壱岐の子育て支援NPO法人「ちんぐ☆ちんぐ」さんからのご依頼で、ボードゲームの研修講師として出張に行ってきました。

当日は芦辺町クオリティライフセンターつばさで「第34回 おもちゃ広場」が開催される日で、イベント前に研修をお願いしたいという話でした。3年前にも呼んでいただいており、今回で2度目です。


博多港からジェットフォイルで約1時間。天気は暑いくらいの晴天。


芦辺町クオリティライフセンターつばさ

研修には9名が参加。始めに私がゲームデザインを担当した、つみきやオリジナル新作ゲーム「さくらの大冒険」を紹介しました。「わかりやすい!」「協力できるのは良いね」という声が上がり、とても好評でほっとしました。



その後、研修の本題へ。今回のテーマはゲーム会を進行するコツを教えてほしいということでした。私は色々な年代に向けたゲーム会を様々な場所で開いてきたので、その実体験に基づいたノウハウを出来るだけお伝えして、今後のちんぐさんの活動に生かしてもらえたらという気持ちで話しました。皆さん、質問したり、メモを取られたり、すごく熱心に聞いてくださり、その真剣な姿勢が嬉しかったです。


午後からはおもちゃ広場。私も来場者向けにゲームを紹介。




3時間の開催で合計97名が参加されたとのこと。すごい数ですが、毎回それくらいの参加があるそうです。これもひとえにちんぐさんの長年にわたる活動の成果なのだと思います。島内での開催なので、リピーターがほとんどだと思いますから、参加した人にとって楽しい場所になっているのでしょうね。


イベント開始前の様子。木のおもちゃがずらり!


私が小6の時に作った「福岡市大すごろく」も展示




参加者全員で協力して7つの宝石を集める「さくらの大冒険」


反射神経が勝負の「おばけキャッチ」


要らないカードにチップを乗せて押し付け合うカードゲーム「ゲシェンク」

最後に代表理事の石橋英子さんから話を伺ったのですが、壱岐の子どもたちは、周りに娯楽が無いせいか、電子ゲームや動画に夢中で、1人で過ごしている子が多いそう。私は自然豊かな地域だから、外で遊ぶ子が多いと思っていたので、それを聞いて驚きました。ますます壱岐の子たちにボードゲームの楽しさを知ってほしいと思いました。人と人が面と向かって遊ぶことがどれくらい面白く、大切なことか。機会を作って、また壱岐でゲーム会ができたらと思います。

ちんぐさんには旅館も手配していただき、夜は皆さんと打ち上げを行いました。10名の参加で、私以外は全員女性というなか、楽しい宴となりました。食事の席でもカードゲームで遊ぶちんぐの皆さんは、本当にゲームが好きな方たちなんだと。そして、皆さんの仲の良さと温かさには感動。心置きなく信頼し合える仲間っていうのは、こういう人たちのことを言うのだろうと思いました。

人の愛とか絆とか、大事なものに気付かされた壱岐出張でした。ちんぐの皆さん、ありがとうございました!


翌日も壱岐の名所をちんぐの皆さんが交代で案内してくださいました!至れり尽くせりのおもてなしに感謝です。






猿岩にて。壱岐への愛を込めて。チュー。